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てならい堂では自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらにさらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。

2022年最初のテーマは「時間をかけて暮らす」です。

時間をかけて暮らすとはどんな生活なのでしょうか。日常の中、あなたにとって時間をかけたい事、あるいはかけたくない事はなんですか?

「時間をかけて暮らす」を考えるために、
  てならいに参加してみる。
  てならい堂(ひみつの小店)に遊びに来てみる。
  自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、皆さんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

てならい堂では関連したワークショップの開催や、神楽坂のてならい堂(ひみつの小店)では、時間をかける暮らしにお助け役になる道具の展示や販売をしていますので、ぜひ遊びにきてください!

 「時間をかけて暮らす」3月の話題。

1)時を楽しむ“時間をかける暮らし”。

2)実際に“時間をかけて暮らし”てみる

・ダーニングでお洋服を直してみる

・草木染めでストールを桜色に染めてみる

・綿から糸を紡ぎ、原始ばたでストールを織ってみる

3) “時間をかけて暮らす”について考えてみる(てならい365日のススメ


1)時を楽しむ“時間をかける暮らし”

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こんにちは。てならい堂スタッフの伊勢です。

もうこのテーマも終盤ですね。3ヶ月、時間をかける暮らしとは?とふと思い出しては何に時間をかけてみようかワクワクしていました。

私が実際、時間をかけてみた「銅を叩く」こと。銅を叩いてフォークを自分の息子用(1歳半)に作ってみたのですが、(そのお話はこちらから)その時に思ったのは時間をかけることで何かがより良くなるのかな、と。

作ったフォークは子供の手のひらに合うサイズで作って、息子が自分でより食べやすくなりました。今年参加した味噌作りもより美味しいお味噌を、より体に良い素材で、と毎日の食や健康を良くするなーと。

でも、何より作っている最中がとても楽しかったことを思い出したんです。息子の食べる姿を想像しながら、あーでもない、こーでもないと想い悩む時間は良い時間でした。味噌も作ること自体楽しく、出来上がりを想像しながら大豆を潰すのは心地よかった。

周りに合わせて過ごしている事が多いけど、時間をかけると「時」そのものが自分のモノになって、「時」を楽しむ事ができるんだな、と実感したんです。

「時間をかけて暮らす」このテーマの最後の1ヶ月、次はどんな時間を楽しもうか、引き続きワクワクしながら日々過ごせたらなと思います。

皆様が時間をかけて「時」を楽しめるお手伝いができるように様々な体験や道具をご用意しましたので、ぜひご覧くださいね。


2)実際に“時間をかけて暮らし”てみる

・ダーニングでお洋服を直してみる

洋服に穴が空いちゃうとすごくショックですよね。。。でもダーニングで穴が空いたお洋服自分でお直しできちゃいます。

完璧にお直しすることが目的ではなく、あえて目立つようにお直しするこでお洋服が生まれ変わる、装飾ダーニングと呼ばれるもの。昔からある生活の技術を身につけることで、毎日の暮らしがきっと楽しくなります。

衣替えの前に!ぜひダーニングを身につけて冬のお洋服はお直ししちゃいましょう。

■ 【てならい】繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。

※小店開催は満席となりました。オンライン開催が残席わずかです!


・草木染めでストールを桜色に染めてみる

春には春の色を纏いたい。桜色に染めるストールづくりをご用意しましたよ。

桜の色ってどうやって出すのかな?桜の花びらを使うんだろう、と思いませんでしたか?違うんです。。枝を使います。しかも花が咲く前の蕾のついた小枝を使います。

ちょうど開催時期は暦の七十二候で言うと『桜始開(さくらはじめてひらく)』なんだそう。ちょうどこの時期でないと出来ない桜染体験なんですね。

季節を楽しむ草木染め、今年は自分で染めた桜色のストールで春を楽しんでみませんか?

■ 【てならい】季節の草木で染める。ストールの桜染体験。


・綿から糸を紡ぎ、原始ばたでストールを織ってみる

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種をまき、綿を収穫して糸を紡ぎ、布を自分で織る。季節と一緒に暮らしていた先人の方達が残した「生活のちょっとした織の技」を体験できます。

普段の生活の中で使われていた、織りの技術。大きな機織りの機械ではなく、原始ばたと言われる家庭の中にあったモノで織ります。しかもこの原始ばた、おうちに持って帰れるので引き続き織りを楽しむ事ができるんです。

毎日着ている衣服も、工程は全然違うだろうけど色んな人の手を経て今私がきているんだな、と感慨深いです。。。

江戸時代の古民家での体験というのも楽しみですよね。

【てならい】綿糸を紡ぎ、原始ばたで織り上げる。古民家での”布衣”作り。2日間


3)“時間をかけて暮らす”について考えてみる集まり(てならい365日のススメ)

いかがでしたか。ダーニング教室と桜染、原始ばた織り体験をご紹介しましたが、これ以外にも時間をかけてやってみたい体験や道具はもっともっとあると思います。みなさんも一度、時間をかけて暮らするということについて考えてみませんか?意外な発見があると思いますよ。

この3ヶ月、自分の手で、時間をかけたいモノやコトを見つけるのに時間を使いたいと思います。てならい堂ではそうやって自分の生活を見つめ直してみる機会を、てならい365日と名付け、皆さんにオススメしています。会場は自宅ですし、参加者は今日はおひとりですけれども、これだってひとつのワークショップと言えると思います。

やり方はとても簡単。ノートを用意して、テーマについて書き出してみる、以上です。けれど騙されたと思って書いてみてください。書き出された文字を見ていると不思議と次々と新しい考えが思い浮かぶものです。

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思うんです。そして、はっ!とした気づきがあったら、ぜひてならい堂に共有してください。メールでもいいですし、てならいに参加した時やひみつの小店に来た時に、そっとスタッフへ教えてください。あるいは3ヶ月ごとに開催する「みんなのアイデア共有会」で一緒に話し合いませんか。

もしかすると同じワークショップに参加した人も、実は自宅でてならい365日に取り組んでいる仲間で、お互いに共感できるかもしれませんよ。

よーし、ちょっと考えてみようかな。と思ったあなた。今回は、「時間をかけて暮らす」を考えるにあたり、まずはてならい堂が提案するお題をご参考にしてみてはどうでしょう。

365日では新たに日々の事ごととして「お題」をアップしていきます。それをみてやってみたいな、と思うものがあれば是非やってみてみてくださいね。365日のインスタグラムでもアップしてます。こちらもどうぞよろしくお願いします。
てならい365日インスタグラムはこちらから


やってみて、どんなことでも結構ですので、気づいたことをノートに書き出してみてください。どんなノートでも構いません。構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。

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ノートの購入はこちら


さて、色々と「時間をかけて暮らす」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

1年の始まりであり、「時間をかけて暮らす」のテーマの始まりでもある1月。これからてならい堂と一緒に3ヶ月間時間をかけて暮らすについて感がてみませんか?今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にて随時このテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからをご登録くださいね。

「こんなことも知りたいよ」みたいなご要望あれば遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください。

今月も皆さまのご参加をお待ちしています。てならいの会場で、ひみつの小店(神楽坂)で、色々とお話ししましょう!

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