皆さん、こんにちは。てならい堂のリムです!
まだまだ暑く、昼にはセミが鳴いてますが、夜になると草の虫がりんりんと鳴き交わして、ああ、秋もそろそろ来るのかなっと。そう思うと今頑張って鳴いてるセミの鳴き声をちゃんと聞いてあげたくなりますね 笑。

8月29日土曜日に「染の里おちあい」さんの工房を尋ね、参加者の皆さんと一緒にエコバッグを作りました。7月から多くのお店でビニール袋が有料化になって、マイエコバッグを持ち歩いてる人が増えてきた気がしますね。自分で作ったエコバッグでお買い物するともっと楽しいかもですね!

では、早速ワークショップの様子をご紹介します!

型染めという名前からなんとなく分かる通り、「型紙」を使い染める技術をいいます。色を入れたい模様の部分をカッターで切って、染料で染めますが、色ごとに「型紙」が必要になりますし、一枚一枚人の手で切るのでとても手間のかかる作業なんですね。

今回は5枚、つまり5つの柄を合わせて一枚のイメージを完成させました。

柄もとても細かいし、どの色の組み合わせにするかによって雰囲気が大きく変わります。選べる色は7つで、その中から5色を選び、さらに順番も決めてどの模様をどの色で染めるかも決めなければならないという、楽しいと言えば楽しいし、困ると言えば困る瞬間がやって来ました。でも用意してある7色とも素敵な色ですし、どう組み合わせても不思議と合いますのであまり心配しなくていいんです。

すごく苦労しながら一色ずつ決めていく参加者の皆さん、きっと素敵な組み合わせだと思いますよ!では染めていきましょう!

緑色からスタート!

緑色からスタート!

刷毛をクルクルと回しながら、少しずつエコバッグの上に染めていきます。刷毛を回す速度があまり遅くても、染めるために手に力を入れすぎても、柄の外側まで滲んでしまって、いい感じにならないのでこのバランスがとても大事です。もちろんわざと圧力を調節してグラデーションを入れるのもOKです!

いい感じに1枚目は完成ですね。こんな感じで残り4枚も頑張って染めていきましょう。

色選びは本当に難しいですよね。見るだけで私もすごく悩んでしまいましたよ。笑

色選びは本当に難しいですよね。見るだけで私もすごく悩んでしまいましたよ。笑

いい感じにだんだん染まって行ってますね

いい感じにだんだん染まって行ってますね

特に、3、4、5枚目の柄は円の形が重なる部分があるので、薄い色からだんだん積み重ねていくのがコツです。最初に濃い目の色を染めて、乾く前に次のより薄い色を載せると滲んでしまうので、ここは色の計画をちゃんと立てておこなった方がよりきれいに染まるでしょうね。

なんかサウナみたい。蒸し器の中で蒸す間にひとまず休憩です!

なんかサウナみたい 笑。蒸し器の中で蒸す間にひとまず休憩です!

全部染め終わったら、続いて蒸し器で20分ほど蒸します。これで色がしっかりと生地に定着します。蒸すことにより、発色ももっとよく、鮮明になります。今回のワークショップでは薬品処理などはしないで蒸すだけの工程でした。そのため、洗濯した時濃い目の色が少し落ちたりする可能性もありますので、優しく中性洗剤で手洗いしてくださいね。

これで完成!お疲れ様でした!

これで完成!お疲れ様でした!明るくて活気のある爽やかなバッグと少し落ち着いた感じのバッグが出来上がりましたね。

これで完成です!お二人とも最初の色は緑色を選びましたが、その後も似たような色を選んだにもかかわらず出来上がったエコバッグの雰囲気は全く違います。こんなに差が出るんだなー!と発見があって、とても楽しかったです。

もちろんどっちも素敵ですし!皆さんが夢中になって色を選んだり、染めたりする姿を横で拝見しながら私もやりたいなー私ならどの色でしたんだろうと妄想したりもして、今度私も参加したいと思ったそんな体験でした!

参加してくださった皆さん、染の里おちあいさん、ありがとうございました!