こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。

つかの間の涼しい日々も過ぎ、暑さがまた戻ってきましたね。

そんな暑い中、今月も金継ぎ教室を開催しました。みなさん暑い中休まずに参加してくださりありがとうございます!

 

まずはお馴染みのヤスリがけをして表面を整えまして、改めて漆を塗るときのポイントをおさらいしました。

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最後の塗りなので、より慎重に、丁寧に、を心がけます。

写真の赤っぽい色は弁柄漆。このままでも素敵ですよね。。

漆仕上げの器は、この段階で完成となります。

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さて、いよいよ粉蒔きです。

粉蒔きには、「毛棒(けぼう)」や「真綿(まわた)」などの道具を使います。

毛棒はトントンと指で叩いて振り落とすのですが、慣れない手の動きに皆さん悪戦苦闘していました。(見ているだけでも指がつりそうです。)

真綿は表面をやさしく撫でるようにして使います。どちらも力加減にはお気をつけください。

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教室では、器に合わせて漆仕上げ(弁柄・黒)・錫仕上げ・金仕上げ・銀仕上げをお選びいただけます。

写真は錫仕上げですが、キラキラ輝いて十分素敵なのですよ!

この段階では金に近い色味ですが、磨くと銀色に変わります。

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錫仕上げ

変わって金と銀はマットな印象です。こちらは磨くと輝きが出てきますよ。

金と銀はお高いものなので、みなさん錫以上に緊張して作業されていました!

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金仕上げ

銀仕上げ

銀仕上げ

今回はここまで。さて、次回はこれまでの工程をふりかえるおさらい回です。

みなさま遠慮なく質問してくださいね!