昨日は「季(とき)を感じ育てる。TOKIIROにならう多肉植物のある暮らし、夏と冬。」の夏の回を開催しました。

「何か植物を育てたいと思っていたところにこのワークショップを見つけたから。」「TOKIIROファンで何回作っても楽しいから。」「お店で多肉植物を見つけて家に連れて帰ったものの、枯らしてしまったことがあって。」「てならい堂の金継ぎに通っていて、何か金継ぎに通じるものを感じて。」と、タニクの初心者、タニク挫折者、ちょっとセンパイ、どハマり中の方…などなど、理由も皆さまざまに参加してくださいました。

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いずれの場合も、このワークショップが1回完結型ではなくフォローアップも含まれていることに魅力を感じていただけたようです。

てならい堂でお伝えしたいことのひとつに、「自分で体験することで“やり方”を知ってもらう。」ということがあります。そうすることでモノの扱い方やお手入れのしかたのハードルが下がり、愛着を持って使い続けることができると思うからです。
ですから、自分で作ることで多肉がどういう植物なのかが分かり、季節を越えて育てていくにはどうすればいいのかを習うことができる良い機会だと、参加の皆さんがこのワークショップの意図を感じてくれたことに、とても嬉しく思いました。

多肉苗の見方、根と土のほぐし方、多肉同士の組み合わせのポイント、鉢に土を入れるコツなど、寄せ植えの基本を近藤義展さんに習いながらまずはそれぞれの寄せ植えを作りました。

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皆さんが作った寄せ植えの集合がこれまたとっても可愛く、いつのまにか撮影タイム。皆さん「我がコが一番カワイイ。」と、さっそくの親バカぶりを発揮していました、笑。

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その後は義展さんから、多肉植物について深くレクチャーしていただきました。多肉植物の構造とともに、生きるために何億年もかけてどのように進化してきたのか、当たり前だけれどもなぜ光・水・風が必要なのかを具体的に話してくれました。
「光が届く場所に置いているし、水も上げているし風通しにも気をかけているよ。」と思っていても、多肉にとってはそれが全然足りていなかったりその逆であったりするということを、具体的な数値で示してくれたことには、皆さん驚きだった様子。

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そして何より「地球の物差しで考える」ということや「どうやるのかというよりも、どうありたいのかどうあるべきなのか」という視点で多肉を育てると良いんだよ。という義展さんのメッセージから、皆さん多くのことに気づきを得られたようでした。

ワークショップが終わるころには、皆さんすっかりタニク友。6ヶ月後のタニクと自分へのメッセージをしたためつつ、お互いのタニク近況を伝えあいながら、2月に再会しましょうと約束しました。

参加してくれた皆さま、さあ「季(とき)を感じ育てる。多肉植物のある暮らし」の始まりですよ!