こんにちは。にっぽん てならい堂店主の中村です。

てならい堂で開催するワークショップのテーマの一つに、一生使いたい道具を学ぶコトがあります。このうち”まな板”と”カッティングボード”については、岐阜でつかい手に寄り添ったものづくりをしている”woodpecker”の福井さんから教えてもらっています。

福井さんのおうちは、元々木地屋さん。みこしや仏壇の木地を作る職人さんの家系です。実は、跡を継ぐこと無く一度は就職されています。ですが、アパレル系のお仕事を経てモノづくりへの想いが募り、結果的に、木工作家の道へと入りました。

そういうバックボーンなので、自分が良いと思う物を作るというスタンスの作家さんではなく、生活者の暮らしと、木を扱ってきた職人の知恵と技術をどう繋げるか、どう続けていくかという視点で活動されています。

そして代表作であるイチョウの木のまな板が生まれたキッカケは、奥様からのリクエスト。奥様のためにデザインされたまな板は、「つかい易くてキッチンに立つのが楽しくなった」と喜んでもらえたそうです。

「マーケット」とか「ターゲット」とか、何だかよく分からないところに向かって作られるものではなく、特定の「誰かのため」に作られたものに魅かれます。顔が見える人がつくり、顔が見える人が使うことに、ものづくりの原点があると思うからです。

奥さまの喜ぶ顔を見た福井さんは、自分らしいものづくりをこのまな板から始めようと想いを新たにし、そして着実に改良を重ねて、全国各地からひっぱりだことなる今のポジションを確立しました。

材料の声を聞き、手間を惜しまず、くらしに寄り添う道具に仕上げていく、そんなリスペクトすべき職人の仕事と道具に、真摯に向き合い、そして自分たちもその仕事に参加してみる。

そんなワークショップはきっと”楽しい”時間になる、ということをお約束します。