こんにちは、てならい堂スタッフのなこです。

気持ちのいい秋晴れの日、金継ぎ教室の7回目が開催されました。
今回で最終回になります!あっという間ですね。
最後まで、お付き合いください。

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前回巻いた金粉や錫粉をかるくやすりがけして、仕上げていきます。
やすりと、スポンジをつかって汚れや余計な粉を落とします。
きれいになったら、ついに完成です!
みなさんの器がうつくしくよみがえりました!いざ形になるとうれしいですね。

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そのあとは、これまでの教室の復習。
糊漆の作り方や、塗り方のおさらいをしました。
みなさん、おうちでも試してくださっているようで
糊を炊いたお米で代用したり、レンジを活用する方法など
より簡単にできる方法をシェアしてくださいました。

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一度教わっても、分量や混ぜる加減、ちょうどいい色の見極め方などなど
細かいポイントは忘れてしまっていることも。

「そういえばそうだった」と思い出して、振り返っていきましょう。
作業をせずに聞くことに集中できるので、みなさんメモを取ったり写真を撮られていました。
ぜひ、おうちでの復習に役立ててくださいね。

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今回特別に、「磨き」の方法も教えてくださいました。
メノウ石や鯛の歯を使って押しつぶしながら磨く方法と、
指に油と顔料を混ぜて磨く方法を教えていただきました。

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金色に近かった錫が、銀色っぽくなりより凛とした印象に
やりすぎると下の黒い色が出てきてしまうので注意も必要です。

磨きに使う道具や、工程も奥深く金継ぎの”沼”にはまってしまいそうです。
自分の使っている器や、好みに合わせて金継ぎの方法を変えられたら、かっこいいですね!

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今後金継ぎ教室で、この「磨き」の行程まで学べるように準備中です。
お楽しみに。

今回で秋の教室は全7回、最後になります。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

後記を読んでたのしんでくださったみなさまも、また募集の際にはぜひご参加ください。