みなさんこんにちは。てならい堂スタッフの日野です。
1月末にはじまった「たつけづくりオンライン講座」、3回目を開催しました!

早いものでもう折り返し地点。今回は本縫いの続きからのスタートです。まずは前回までで裁断、一部縫い合わせたパーツの確認をしていきました。

ゴム穴がある前ズボンのパーツ、小さな三角形と大きな三角形を組み合わせたパーツ、後ろズボンのパーツです。なんとなくズボンに見えなくもない・・?今はまだそんな状態ですが、これからまたそれぞれのパーツを最終形に向けて縫い合わせていきます。

まず最初に、前回宿題としてでていた「まち」の部分を縫い付けていきました。この時に、パーツにまちのラインが滑らかにつながるようにしていくというのがポイントだそうです。

まちの部分は、ふくらはぎの太さを調整したり、力布(ちからぬの)として力がかかった時に力を分散したりと、とても大事な役割がある部分で、小さな布とはいえ外してはいけない大事な部分なんだそうです。

次に、逆も同じように縫い合わせていきます。先生から今回、口酸っぱく言われたのは、とにかく「これからは左右意識を意識していく!」ということでした。右が何センチだから左も何センチになるように、適宜調整しながら縫い合わせていきます。生地がだぼつかないように、まち針をつける感覚も端っこ、真ん中、そのまた真ん中などと順にバランス見ながらつけていきました。

裁断をきちっとしたから単に縫い合わせたらいいのかな、なんて思ってたらそんなことはなくて、生地を縫っていくとどうしても伸びてきてしまうので、縫製の際にもちゃんと自分の目で都度確認をしていかないといけないんだな、と勉強になりました!

次に、縫代を折りたたんで、手でまつっていきました。まつらずに切ってしまっても耐久性的には問題ないそうです。

これはどの箇所にも言えることで、昔のものは切らずに、邪魔なところは適当に折りたたんでつけていたそうです。そうすると、無駄が出ず、まだ解いても別のものに縫い直ししたりできます。今回つくっているたつけも、昔の人は、使い古した後に全部解いてまた一枚の布に戻して、それをふとんに使ったりなどしたんだそうです。なんとも素晴らしい知恵ですよね。

さて、次に縫い進めていったのはお尻の部分。それぞれのパーツの交点をあわせて縫い合わせていきます。お尻のところなので、穴が空かないようにしっかりとつけていきました。

特に縫い目が解けてきやすいので、返し縫いも多めにおこない、縫い目も気持ち細か目を意識します。屈んだ時にビリっと破れないように、丁寧にしっかり縫っていきたいところです。

このあたりから縫う距離が長くなっていくので、生地の巻き込みに注意しながら、ミシンを持っている人はミシンを併用もありだそうです。手縫いでももちろん完成できますが、中縫いをミシンに、ステッチを手でほどこすと丈夫かつかわいくできるんだとか。

縫い進めながら講座の途中で、昔のたつけの実物を見せていただきました。

昔のたつけは、前と後ろの布を紐で結んでいる形なので、ふんどしがちょっと見えるのがお洒落だったんだそうです。男性の人は社会の窓もついていたようです。

女性用のは染めていない生成りの麻の生地のたつけで、雪が着物につかないようにかっぱ代わりに履いていたワイドパンツ風になってたそうです。色染めしていないのは、雪で濡れてしまうと濡れて藍が着物についちゃうので、だから生成りなんだそうな。理にかなっていてすごいなぁと思いました。 

ここまでみなさんと一緒に縫い進めていきまして、あとのこりの前ズボンを縫い合わせていくところが宿題となりました。

下の写真は前ズボンのパーツがくっついた状態のものです。ここから次回やっと普段見慣れたズボンの形になっていきます。

いよいよ折り返し地点。最終回はおさらいとアレンジのおはなしなので 、ズボンづくりの工程としては次回が最後になります。おそらく宿題部分がでるので、完成はそれぞれのおうちで、となりますが、みなさんそれぞれにどんなたつけが仕上がるのがとても楽しみです。

第4回に続きます。それではまた次回に!