こんにちは。てならい堂スタッフのリムです。「てならい365日」の今回のサブテーマは「食べる」です。秋といえばやはり食の季節ではないでしょうか。皆さんはこのテーマ、どんな風に取り組んでいますか?

「てならい365日」のノートに一体何を記録すればいいのか、困っている方がいらっしゃるのならばこのヒントのページをご覧ください!「食べる」ことにまつわる、私の個人的な話を書き留めてみました。直接的なヒントになるかは分かりませんが、このページが少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ヒントは月一回程度、公開されるヒントを読んでみて、どんなことができるか一緒に考えてみましょう。そしていいなと思えるヒントが見つけたら活用して、ノートに書いてみてくださいね。逆にここにはないヒントがあれば、ぜひ共有してください!

1.感謝の言葉、「いただきます」と「ごちそうさまでした」

e761a5b5-a491-4b2d-aabc-14ddf4cd4114

私たちは普段、食事の前には「いただきます」、そして美味しく食べた後には「ごちそうさまでした」を言いますね。さりげなく使ってきたこの言葉、あれ?一体、食事とどんな関係があるのでしょうか。

毎食、私たちが食べる肉じゃがや焼き鮭やお味噌汁など、それぞれ「いのち」のあるものです。ですから、食卓に上がる食材に向かって、「そのいのちを私がもらいます」という意味だと聞きました。丁寧に手をあわせ、頭を下げ、「いただきます」と言うことで、私たちはその食材への感謝の気持ちを伝えることができます。さらに、この食事ができるように関わってくれた全ての人の時間、そしてその時間を受け継いで、料理を作ってくれた人に対しても。

続いて、「ごちそうさまでした」の方も考えてみましょう。漢字で「ご馳走さまでした」と書きますよね。どちらの漢字にも「走る」という意味が含まれています。今のようにどこにでも食材を手軽に得ることができなかった時代には、走り回って食材を用意し、丁寧に料理を作り、大切な客をもてなしたそうです。おもてなしを受けた後、お礼の表現として使われたのが、食後の挨拶としても使われているのです。

「いただきます」そして「ごちそうさまでした」という言葉を通じて、私たちは常に自然の恵や食べ物の周りをめぐる全てのモノやコトに感謝の気持ちを持つことができます。今日からもっと心を入れて言ってみたくなりませんか?

 

2. 味わう。目で食べる。雰囲気を食べる。

気に入りのコップ、お皿。そして美味しいイチジク!一時期マイブームでした。

気に入りのコップ、お皿。そして美味しいイチジク!一時期マイブームでした。

私は一人暮らしを始めて今年で3年目になります。最初は実家から持ってきたお皿やお椀をよく使っていましたが、どうみても全部母親の好みのものばかりな気がしました…
なので、一人でちょこちょこ自分好みのお皿などを買い始めたら、いつのまにか、私らしいものがたくさん家に集まりました!
毎回、どんなお皿で食べるか迷ってしまいますが、それが楽しくてたまらないです。好きな漆のお椀にご飯とお味噌汁を盛ったり、透明感のある平らなお皿にパスタを入れて食べたり。口当たりの良いコップでコーヒーやお茶を飲んだり。コンビニで買ったものやテイクアウトしたものでも、私はプラスチックの容器から食べ物を取り出して必ず家にあるお皿にうつします。(こだわりすぎかもしれませんが 笑)
でもそうするだけで気持ちも良くなるし、倍くらいに食べ物がより美味しくなる気がします。また、私はきれいにお皿に盛れた食事を、その日その日、写真に撮って記録もしています。たまにみると思い出しますし、日記のようでいいと思っています。
五感で食べるという意味で、韓国では「雰囲気を食べる」という言葉もあります。雰囲気や環境も食事の一部という意味に捉えてるのでしょう。かわいいトレーの上に料理を全部のせて、食卓の上にお花を飾り、好きな音楽を聴きながら雰囲気まで食べながらとる食事は、私の小さな幸せです。

さて、前置きが長くなりましたが、ヒント2です。
みなさんは、「普段どんな器で食べてますか?」また、「その器は気に入ってますか?」
その器がある毎日の食事を、写真やイラストで記録してみてくださいね。

 

3.食べ物で広がる温もり

「直す」ことについてのコラムにも登場した写真。サムギョプサルとキムチ鍋を作り、友たちと一緒に食べました。今回は何を作ろうかな〜

「直す」ことについてのコラムにも登場した写真。サムギョプサルとキムチ鍋を作り、友たちと一緒に食べました。今回は何を作ろうかな〜

韓国には「食べ物」と関係のある言葉がたくさんあります。その中でも、私が面白いなと思った二つの言葉を紹介しますね。まず、韓国では日常的な挨拶として「お食事されましたか?」という言葉をよく使います。友達同士だけではなく、先生に会った時や、初めて会った人にもよく使います。実際、日本にきてしばらくの間、私は友達に挨拶の代わりに「ご飯食べたの?」と聞いてしまうことが多くて、みんなに誤解されたりしました 笑。そのくらい韓国人にとって「ご飯」はとても大事だったのかもしれないです。

そして韓国では「家族」を「食口(シック)」とも言います。昔は「食べる」ことが今よりももっと大事なことで、「家族」は「一緒にご飯を食べる人たち」であると思っていたのかもしれません。でも逆に、私は「一緒にご飯を食べる仲ならば、みんな家族なのかも?」とも思います。近いうちに私と「同じ釜の飯を食」っている、てならい堂スタッフのかもちゃんを招待して、韓国料理をおもてなしようと思ってます。私にとってもう一つの家族であるてならい堂の仲間と一緒にご飯を食べながらいろいろ話したり、笑ったりするのは楽しいので早くおうちに招待したいなと思っています。(後で後記書きますので、皆さんもお楽しみにしてくださいね!笑)

これで「食べる」のヒントはこれで終わりです。いかがでしたか?少しでもこのヒントが皆さんの物語を紡ぐのに役に立ったら嬉しいです。「食べるヒント集」から三つのヒントを全部見れます。ヒントから思いついたことなどぜひノートに書き込んでみてくださいね。だんだん寒くなります。体に気をつけてください!

 

 

365final

「てならい365日」はサポート会員なら今日からすぐ始められます。少しでも興味を持った方は、お気軽にこのイメージをぜひクリックしてくださいね。詳細ページに飛びます!ではお待ちしております。