こんにちは。スタッフのひのです。

みなさん今年のお花見は楽しみましたか?このページが公開の頃にはもう桜は散ってしまってるかもしれませんが、今年は桜の時期に雨が多く、雨の合間にお花見を楽しんでいたという方も多かったのではないでしょうか。私もその一人です。笑 お天気だった日に桜の写真をパシャリ。

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さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、3ヶ月ごとにテーマを決めて、取り組むことにしています。

2023年 4月のテーマは「自分で手を加える」です。

「手を加える」という言葉には、直したり補ったり加工したり・・・といった意味ありますね。今回のテーマでは、そんな言葉に着目して身の回りの生活を見つめてみましょう。

ぜひ、実際に「手」をつかってみることを意識しながら、今回のテーマに向き合ってみてくださいね。みなさんのこころよい生活に、少しでも近づけますように。

  「自分で手を加える」を考えるために、
    てならいに参加してみる。
    てならい堂(ひみつの小店)に遊びに来てみる。
    自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

 「自分で手を加える」4月の話題。

1)「手を加える」ことの醍醐味。

2)実際に“自分で手を加える”を生活に取り入れてみる

 ・季節の草木で染める、ストールの桜染めワークショップ。2023

 ・園芸店に教わる。はじめての園芸“店”ワークショップ。第3期

 ・鍛冶屋さんとつくる、料理が美味しくなる一枚鉄のフライパン

3)てならい365日のススメ

1)「手を加える」ことの醍醐味。

 

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なにかに「手を加える」ということ。だれしも何かしらは経験があるのではないでしょうか。よくこの言葉を聞くシーンとしては、料理をつくるときや書類などの修正を行うときでしょうか。ほぼできあがったものに対して使うこと、または完成に近づけていくことが多い気がします。

ですが、解釈を広げてみると、それ以外にも、例えば、お裁縫だったり絵を描くこと、染めものや木工、草花への水やりなども「手を加える」と言えるかもしれません。なにか身の回りのものに対して「手を動かす」こと。すでにある目の前のものが、自分の手が加わることによって変化する、自分の手で関与すること。そんなふうに考えると、ものづくりにおいて、手を加える作業というのは必ずあるといえるかもしれませんね。

手を加えるということは、自分の手でそのものに関与するということ。そこには、多かれ少なかれ自分の気持ちが入っていくことでもあると思います。ものと自分との接点。

てならい堂で大事にしていることの一つに、「つくるとつかうを近づける」ということがあります。ちょっとしたことでもいい。なにか一つでもそのものに対して、手を加えてみたら、よりそのものに愛着が沸いたり、その過程自体が楽しかったりして、きっと心が満ち足りていくことでしょう。

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“自分の手で関与する”という意味で、最近私が自分で手を加えたな、と思うエピソードの一つは、旅先で泥染体験をしたときのことです。Tシャツや巾着、腹巻などすでに日常で使っているものを持ち込んで染めました。そのままの色でも十分気に入って使っていたのですが、せっかくなら旅先の思い出として残してみたい、ということで染めてみました。

実際に自分の手を動かして柄をつくったり、緑に囲まれながらお日様のもとジャブジャブ色を染み込ませたり。実際にものができあがっていく、その一連の過程に自分が関われたことはとても面白かったです。

仕上がりの色はやってみるまでどうなるか予想できないものもあったのですが、そんなワクワクも楽しい。できあがったものもそれぞれに味があり、非常に気に入りました。使う時にちょっとした注意は必要ですが、それでも、楽しかった旅の思い出がこうして手元に残り、生活の中で使っていくことのできる喜びの方が勝ります。これからも大切に使っていきたいと思います。

こんなふうに、やっぱり「手」を実際に動かすのって、何にも変え難い経験な気がしています。みなさんも身の回りのものに、なにか自分で手を加えてみませんか?

2)実際に“自分で手を加える”を生活に取り入れてみる

・季節の草木で染める、ストールの桜染めワークショップ。2023

染めもの関連で、この4月に体験できるのが桜染めです。東京・新宿落合にある、染めの里”おちあい”の職人さんと一緒に行いますよ。

今回のワークショップではレーヨンシルクのストールを桜を煮出した染色液で染め上げます。部分ごとに浸す時間を変えてグラデーションをつくったりと、出来上がりを想像しながらのシンプルな工夫が草木染めの醍醐味。一期一会の色との出会いもまた楽しいですよ。きっと生活に長く寄り添えるストールになるはずです。

【てならい】季節の草木で染める、ストールの桜染めワークショップ。2023

・園芸店に教わる。はじめての園芸“店”ワークショップ。第3期

お花や植物に溢れる神楽坂の古民家園芸店「qivaco-キバコ-」さんと、園芸をもっと身近に感じ、生活に取り入れられるワークショップを開催します!

ワークショップは全6回の連続シリーズで、道具、土、草花の管理、剪定など、様々な角度から園芸について、手を動かしながら楽しく学んでいきますよ。店内は植物に囲まれたこれまた素敵な空間。ぜひそんな空間で植物との関わり方や一緒に暮らす方法など、体験を通じて学んでみてくださいね!

【てならい】はじめての園芸“店”ワークショップ。第3期

・鍛冶屋さんとつくる、料理が美味しくなる一枚鉄のフライパン

毎回人気のフライパンのワークショップ、久しぶりの開催です!教えてくれるのはMetal NEKOの金子さん。一枚の鉄からつくられたフライパンは、最大限の軽さと最小限のお手入れを可能にするのだとか。

成形の調整、酸化鉄落とし、油の焼き付けなど、最終的な仕上げまでを金子さんと一緒に行い、マイフライパンを完成させていきますよ。鍛冶屋さんの工房で、熱い鉄を叩いて、叩いて、叩いて・・・。自分の手に馴染むフライパンをつくりましょう!きっといつもの料理がさらに美味しくなりますよ。

【てならい】鍛冶屋さんとつくる、料理が美味しくなる一枚鉄のフライパン

3)てならい365日のススメ

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いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、手を加えるということについて考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「自分で手を加える」といったように、こういったテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。

やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。(ノートの購入はこちら

ノート

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。そして、もし気づきがあれば、ぜひ心のうちにとどめておいてください。また、よろしかったら、てならいに参加した時やひみつの小店に来た時に、そっとてならい堂のスタッフへ伝えてみてください。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。 

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 「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。

ということで、まずは今月「自分で手を加える」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。

テーマへの取り組みに際し、ぜひみなさんのご感想もお聞かせてくださいね。また、「こんなことも知りたいよ」などご要望もありましたら遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください。

今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、ひみつの小店(神楽坂)で、色々とお話ししましょう!


手を加えると自分の気持ちが入る
身の回りのものを見渡して
実際に自分の手を動かす
そうして愛着が育っていく
きっと心も満たされていく