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フライパンを自分で製作するワークショップです。

「一枚鉄のフライパンは、一度使ったら手放せないよ。毎日使いたくなっちゃうよ。 」――― そんなこと言われたら、心がワクワクしちゃいません?

パリッと焼き上がり、食材の味を引き立てる。けど鉄って重いよね?と思いがちですが、一枚の鉄から作られるので、最大限の軽さと最小限のお手入れを可能にしています、って、ああやっぱりつくり手さんの言葉は説得力がありますね。

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この魅力たっぷりのフライパンを作っているのは、生活者のために考え抜かれた道具を作りたいと願う、一人の鍛冶屋さん。

そんな鍛冶屋さんの工房に飛び込んで、自分で熱い鉄を叩いて、叩いて、叩いてフライパンを作ってみませんか。日頃の不満を叩きつけるのもいいかもしれません。笑。そもそも“鍛冶屋”って聞いたことはあるけど、実際何してる人かよく知らないですよね。自分で一度体験してみることで、鉄の道具ってこうして作られているんだねーということがわかるはずです。

よくよく話を聞いてみると、鉄のフライパンって、意外と手間もかからないし扱いも難しくない。何より美味しい料理をつくるなら鉄のフライパンだと、料理にこだわる人のあいだでは有名って知ってました?

軽いとか、手入れが楽とか、安いとか、色んな基準がありますが、シンプルに「料理が美味しい」という最も魅力的な理由で、私たちは道具を選ぶことができるんですね。たちは、やっぱり知っておいた方がいいことをそのままにしてしまっていて、ちゃんと作ってる人に聞いてみることが、やっぱり大事だなーと思い直した次第です。

そしてもう一つの魅力は、毎日使うことが一番のお手入れとも言われるくらい、鉄こそが「育てる」道具であるということですね。

今回教えてくれるMetal NEKOの金子恭史さんは、鉄という素材と真摯に向き合って、手に馴染み、違和感なくフィットする道具を日々作っている鍛冶屋さん。

「真っ赤に熱した鉄をハンマーで叩いて延ばしたり、細くしたり、曲げたり、丸めたり。鍛造した鉄はそれまでとは違った表情を見せてくれる。」そう金子さんは言います。熱された鉄がどんな形になりたいと言っているのか、そんな“鉄の声”を聴くのだとも。

“鉄の表情”、見てみたいですよね。“鉄の声”、聴いてみたいですよね。そんな話を金子さんから聞いて、自分で鉄と向き合ってみて、「育てる道具」の本当の意味を知ることができるのかもしれません。

 

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フライパン作りでは、真っ赤な炎をほとばしらせるコークス炉に、フライパンの原型となる一枚鉄を入れ、鉄に熱を加えていきます。鉄板が真っ赤になったら、槌を使って成形。叩いては熱し、熱しては叩き…を繰り返していく中で、なんだか叩きつけることに気持ちよさを覚えてくるかもしれませんが(笑)、ただ叩けば良いっていうものでもありません。

鉄は熱すると表面に酸化被膜ができるわけですが、叩くことで、成形するのと同時にその皮膜をはがしていくのです。熱する→叩く→はがす、を繰り返すことで、美しい鉄肌が表れてくるんですね。

「美しいカタチか」というだけではなく「美しい鉄肌か」というのも、鉄の道具の非常に重要なポイントです。

初めて鍛造体験する人がいきなりその境地にたどりつくことはできないわけですが、プロの金子さんにならいながら、鉄の道具の大切なコトも知ってもらえたらと思います。

成形の調整、酸化鉄落とし、油の焼き付けなど、最終的な仕上げまでを金子さんと一緒に行い、マイフライパンの完成です。

我が家に持ち帰って一番初めに、何を作りましょうか。その日からこのフライパンが、毎日の料理の相棒になってくれるのです。想像しただけでワクワクしますよね♪

ぜひ、鉄の声に耳を傾けて、あなたが聴いたその声を、フライパンという形にしてみませんか。

 

ライブ感満載の、コークス炉

ライブ感満載の、コークス炉

フライパンの原型。ここから叩いて叩いて叩きまくります

フライパンの原型。ここから叩いて叩いて叩きまくります

持ち手もこんなかんじに叩いて丸めます

持ち手もこんなかんじに叩いて丸めます

Metal NEKOの金子さん

Metal NEKOの金子さん

今回作るのは、直径18㎝もしくは20㎝のサイズです

今回作るのは、直径18㎝もしくは20㎝のサイズです

あー、お肉も焼きたいよぉ!

あ~お肉も焼きたい!

 

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