こんにちは、てならい堂のゆづるです。

先月、フライパンを作るワークショップで狭山に行ってきました!

この写真の中に猫がいます。探してみてね。

この写真の中に猫がいます。探してみてね。

今回の講師はMetalNEKOの金子さん。

このフライパン作りのワークショップの他、神楽坂で開催するフライパン診断会でもお世話になっています。

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金子さんは鍛冶職人になる前は一般企業にお勤めだったそう

職人というと学校を出たら弟子入りみたいなイメージがありますが、今はそういうルートばかりでもないのですね。

工房には金属のラックや小物が目立ちます。

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工房のプレートももちろん金属

金属小物というと無機質で冷たいイメージがあるかもしれませんが、鍛冶場で熱して打って作った金属の肌や形にはあたたかみがあり、不思議な柔らかさも感じます。

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可愛らしいもの

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これはランプの笠部分だそう。

体験前、少々早く着きすぎた私は工房の中を随分きょろきょろさせていただいたのですが、視覚的な雰囲気もさることながら、不規則に聞こえる

「ぱち……ぱち…かちっ、、ぱち」

という小さな音が心地よく、印象的でした。

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金子さんに聞いたところ「炭が湿気を吸う音かな」と。令和の普段の暮らしではなかなか聞かない音に、少し得をした気持ちになります。

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体験では1人1枚の鉄の板をひたすら叩いてフライパンの形を作っていきますが、熱しているときの火の粉がすごい。

絶対、火の精霊みたいなものが住んでいそうですよね

絶対、火の精霊みたいなものが住んでいそうですよね

量も圧巻ですが、たくさんの火の粉がまるで生き物のように動いて換気扇に吸い込まれて行くんですね。

4時間は火の粉を見ていたと思いますが見飽きることのない光景でした。

臨場感と相まっての絶景だと思うので、写真では表せませんが様子だけでも。

スマホカメラのイメージセンサではキャッチしきれない細かな火の粉がもっとたくさんあるので、実際に見るとさらにゴージャスです。

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フライパンの整形は1打1打豪快に大きな槌で叩くのを想像していましたが、平面が立体になる工程では比較的細かく叩く工程が多く、大胆豪快なばかりではない様子。

とにかく手数が多くなりましたが未成年でも女性でも楽しく作っていただくことができました。

はじめの状態

はじめの状態

叩いていきます

叩いていきます

フライパンの形になっていきます

フライパンの形になっていきます

 

参加者の皆さま、そして滅多にできない体験をさせてくださった金子さん、ありがとうございました!