じぶんでつくる和紙ピアス Kamikazari

1,320 円 税込

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およそ1000年以上の歴史を持つ「因州和紙」を使って、自分だけのオリジナルピアスが作れるキットです。

●キット内容
鳥取の手漉きの因州和紙3シート(1シート/12片)
ピアスフックと丸カン(1ペア分 / 素材:真鍮)

※和紙の写真は1例です。実際のお届け品とは表情や色が異なる場合があります。また、ピアスフックと丸カンはゴールドとシルバーどちらかランダムでのお届けとなります。あらかじめご了承くださいませ。
※金属アレルギーやお肌の弱い方はご使用をお控えください。
※水に濡らさないよう、お気をつけください。

 
およそ1000年以上の歴史を持つ「因州和紙」を使って、自分だけのオリジナルピアスが作れるキットです。

現代では、素材としてあまりみかけなくなってしまった和紙ですが、かつては、生活の中で服や家具、建具、玩具となって多様に使われていたそうです。 そんな、”素材”としての和紙の魅力をピアスを作りながら再発見してみませんか。



作り方はとても簡単。和紙のパーツを好きに組み合わせて、丸カンでピアスフックを取り付けて完成。
紙だと、すぐ破れてしまいそう・・・と、心配でしたが、おどろくほど丈夫で、ちょっとやそっとでは破れません。水には注意ですが、少しくらいなら大丈夫そうでしたよ。
丸いそのままでも、シンプルでお洒落ですし、重ねてみたり、くしゅっと丸めてみたり、ピシッと折り目をつけてみたり・・・幅広いアレンジで楽しめます。シンプルなデザインなので、いろんな服装に似合いそうです。浴衣や着物に合わせても粋かも。
市販の金具を買い足せば、何ペアか作ることもできるので、お友達や姉妹で一緒に作っても楽しいと思います。
紐と棒でモビールにしてみたり、他のものとの組み合わせで、作れる幅も広がりそうです。
和紙の表情を楽しみながら、自分だけのアレンジをみつけてみてくださいね。

透け感が素敵な1枚が入っていたので、透け感を楽しめるアレンジにしてみました。
左:真ん中に折り目をつけて3枚重ねてみました。ひらひらした感じがかわいいです。
右:2枚重ねただけですが、これだけでもシンプルでおしゃれです。

市販されている他のパーツと組み合わせるのも楽しいと思います。
パールを組み合わせて、お花っぽくしてみました。和紙を1回くしゅくしゅと丸めてから広げると、ひとあじちがった表情がでます。

和紙は、表情や厚みの異なる3枚入り。どの組み合わせが入っているかは届いてからのお楽しみ。丸い切取り線とそれぞれに金具用の穴もあいています。

ピアスフックと丸カンは真鍮素材。シルバーか金どちらかをランダムでお届けになります。

作り方と、因州和紙についてや和紙の種類やできるまでの過程が裏表に載ったカードもついています。
 
「因州和紙」とは古くから因幡(いなば)の国(現在の鳥取県東部あたり)で生産されてきた手漉和紙の総称です。
起源は定かではありませんが、少なくとも1300年近くの長い歴史を持つ和紙で、8世紀半ばの奈良時代の正倉院文書の中に因幡の国印が押されたものが発見され、正倉院に保存されているそう。
山々から流れる豊富な清流と原料の楮などの自然の恵みを受け、栄えてきた因州和紙は、現在も鳥取県の佐治町と青谷町の2カ所で制作されています。

材料となるのは、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの靱皮繊維。今回は、楮と雁皮の2種類のシートをご用意しました。

楮は、くわ科の落葉低木。栽培が簡単なので、各地でもっとも多く生産されています。繊維が太くて長く、強靭なため幅広い用途に使われている和紙の代表です。ざらっとした表面で、"THE 和紙"といった感触です。

雁皮は、じんちょうげ科の落葉低木。虫などの害にも強く、優れた材料です。繊維が細くて短く、光沢があるのが特徴です。楮に比べると、すこしさらっとした表面です。
 
同じ材料からできていても、斑模様だったり、素材の欠片が入っていたり、透け感が綺麗だったり、色がついていたり…表情や印象が全然ちがっておもしろいです。
どんな表情のものが届くか、お楽しみに。
(雁皮)材料の繊維が斑模様に。素朴な見た目ですが、光沢があり少し上品な印象も。
(雁皮)とても薄くて透け感が綺麗。見た目の繊細さに反して丈夫。
(楮)厚みのちがう斑点模様が素敵。すこしふわっとしたやわらかい感触。
(楮)なかには色違いのものも。繊維の模様と薄緑がきれいな1枚。
 
キットを制作しているのは、鳥取県でゲストハウスの運営やデザイン制作をてがけているうかぶLLCさん。
鳥取県にきてから知った「因州和紙」について、資料館や手漉き和紙職人の方へ実際に取材に行き、今以上に身近にあった和紙の魅力をもっと知ってもらいたい、との想いから、Kamikazariは生まれました。

一枚一枚手漉きで丁寧に作られた、和紙たち。
手にしてみると、その見た目以上の丈夫さや、表情のバラエティの豊かさに驚きました。
そんな和紙のおもしろさにも、触れてみてもらえればな、と思います。

うかぶLLCさん取材記

私たちが鳥取県にきてから知った「因州和紙」。鳥取で作られている和紙で、和紙の商品はおみやげ屋で見かけることができます。でも、実際にどういう場所でどうやって作られているのかは知らなかったので、取材へ伺いました。

まずは鳥取市青谷町にあるあおや和紙工房へ。和紙が作られる制作過程が体験でき、パネル展示には因州和紙の歴史が描かれています。次に、大因州製紙協業組合に附属している山根和紙資料館を訪れました。古い小学校を移築、改装して昭和50年に開館された資料館(見学は事前予約が必要)は、和紙で作られた生活用品、和紙に関する資料が展示・収蔵され、人と紙との関わりを紹介しています。そこで私たちが見たものは、単なる「紙」ではなく、紙を素材として織り上げられた紙布、和紙を着物にした紙衣、壁紙、襖、障子などの暮らしにまつわるものでした。柿渋や寒天、コンニャクノリなどで耐水に加工し、傘や笠、合羽などの雨具も展示されていました。また、祭りの儀式で使う紙垂や、その際に使用する張り子のお面など、人々の暮らしのそばには、和紙があったことが想像でき、今以上に身近にあった和紙の存在に驚きました。

さらに取材をきっかけに、わたしたちは手漉き和紙職人の方と出会い、作業風景を見せていただきました。仕事場は、会社とちがって、彼らの日常であり、生き様であり、暮らしであることがわかります。桁の中に一定量の紙液をすくって、漉桁を前後にゆらし、均一にし、桁をあげ、漉についた湿紙を紙床に重ねていく。漉かれて圧縮した紙を、奥の部屋では奥さんが、一枚一枚熱した鉄板に貼付け、刷毛でのばし、乾燥させてははがしていました。まるで厨房のような細かい作業を家族ぐるみで手仕事で行なわれている技術の歴史がそこにはありました。

こうして取材をしてみると、昔の紙は、もはや何かを記録・保存するだけではとどまらないほどのマルチメディアプレイヤーであることがわかります。しかし現在では、「素材としての紙」に代わる紙がたくさん出てきて、和紙の出番が少なくなってしまいました。私たちはいま、果たして和紙のことをどこまで身近に捉えることができるでしょうか? Kamikazariをきっかけに、一枚一枚、手仕事で作られた和紙に触れ、あなたなりの和紙の活用法を見つけていただければ幸いです。