季節の「野草」を知り、お茶としての淹れ方を学び、体験するワークショップを開催します。

「野草茶」を教えてくれるのは” 養生ふうど主宰/薬膳と郷土料理の研究家 “松橋かなこさん。

てならい堂は今年、健康を保ち病気を防ぐセルフケアの概念、” 養生 “に注目しています。
「野草茶」を知る事は、養生や薬膳にも繋がっていて、興味はあっても何だか敷居が高く感じていたり、難しく捉えている方にも、とてもおすすめです。

これから迎える春の野草を知って、野草茶を自身で淹れることが出来る様になって、またひとつ季節の楽しみ方を身につけられるはず。野草の風味や香り、セルフケアを実際に体感してみませんか?

—— こんな方にもお勧め ——

・季節の素材で作る、食のてしごとに興味がある方
・普段とは違う時間の流れを感じ、リフレッシュをしたい方
・季節の変わり目に体調を崩しやすい方
・自然体験の楽しみを子供に伝えていきたい方


●季節の野草茶ワークショップってどんな体験?
・養生の基本的な知識を知って、生活に取り入れる
・春の野草を知り、煎じて、飲んで味わう
・野草茶の効能を知って、自分好みの野草茶の素材をブレンドする

今回の講師、松橋さんによれば、養生とは、健康を保ち病気を防ぐことで、それを意識した食事が食養生なんだそう。自然の力を借りながら、自分が健康になることで、病気を防ぐ。そんなセルフケアが可能ならば、それは是非、教わってみたい!

ワークショップでは、生活に取り入れやすい、やさしい養生と薬膳の座学を設けて知ってもらいながら、その中で季節の野草がどんな種類があって、その期待されている効能を教えてくれますよ。

松橋さんがおすすめする季節の野草茶を試飲しながら、風味や香りを体感してから、野草茶をベースに自分好みに素材を選んで、ブレンド茶を作る事も出来ます!
例えば、よもぎやスギナ等の季節の野草をベースに、赤ジソや簡単陳皮(みかんの皮を干したもの)を組み合せ等です。

季節の変わり目って、体調に影響しやすくもあり、健康面でも気をつけたい時期。別の視点では、その時々にしか採取できない野草は、季節の知らせであり、時間の流れも感じさせます。

この体験では、そんな悩みの解消や、新しい視点で季節の楽しみ方を教えてくれます。
●薬膳、養生、野草茶との繋がり
・野草茶は薬膳、食養生の一部
・季節を摘み取った素材のお茶

まず野草は名前の通り、自然に生えている草花のことを言います。その季節ごとの野草を乾燥、煎じたもの全般が野草茶です。

四季折々の自然の恵みを活かした飲み物で、体にやさしい成分が含まれています。養生の基本は「季節に合った食材を取り入れる」こと。そして「無理をせず、自然の力を借りる」ことです。野草茶はこの考え方に寄り添った存在で、日々の生活に取り入れることで、自然の力を体に優しく届けてくれます。

松橋さんにとって、「養生は健康を保ち病気を防ぐこと」であり、「薬膳とは、中国伝統医学の考えに基づき、生薬や食材を組み合わせて健康増進や病気の予防、治癒を目指す料理。」なんだそう。

また、野草茶は季節を摘み取った素材のお茶というだけでなく、自然と長い歴史により育まれた経緯があります。それは自然をより身近に感じ、季節を味わいながら暮らしてきた、先人の知恵そのものです。

薬膳と聞くと、なんだかとっつきにくいイメージもありましたが、自然の力、先人の知恵を借りると聞くと、とたんに身近に感じられるから不思議ですよね。●講師の松橋かなこさん
・養生はいつからでも始められる
・食を通して先人の知恵を伝承する活動
・野草茶の魅力

さて、今回野草茶と薬膳を教えてくれる松橋かなこさんをご紹介しますね。普段は名古屋を拠点に活動されているので、関東でのワークショプは初めて!大変貴重な機会なんです。

薬膳の勉強をはじめられたきっかけも30歳を過ぎた頃で、ご自身の体調不良がきっかけから食生活の見直しだったとか。そんな人生の転機と、もともと身体が弱かった幼少期の経験から得た食への重要性を再認識。

ご両親の転勤の多かった少女時代では、郷土料理の安心感や温かみを感じ、そこには先人の知恵と愛情がつまっていると、実感されています。松橋さんの活動は、「食を通じて心と体を整えていく事の大切さ」や、「いつから始めても遅くない」という気持ちにさせてくれます。

また、情報の多い時代に沢山の知識を知る事より、「自分に合った食べ方を知っている」という、自分自身を見つめ直すきっかけも与えてくれています。

そんな松橋さん自身、時折山や畑に行き、季節を感じながら生活していて、野草茶の魅力は「野草茶は身近な植物を飲んで楽しむことで、先人の知恵に触れながら、特定の野草を活用することで心身の調子も整えられる」と言いいます。

松橋さんが実際に摘んだ野草たち。

●野草茶から季節を感じるとは

春夏秋冬、言わずとも日本には季節の変化を楽しむ文化が根付いています。その過ぎ去る時間は一瞬で、昔の人は儚い時間の流れを留める様に、絵や文章を描いたりして、季節の移ろいをじっくりと楽しんだり、また植物や生き物からは、季節の知らせを感じていました。

野草茶の様な季節のてならいは、健康を願う効能も期待されますが、自然との繋がりをゆっくり感じ、一杯のお茶から心をほどく様な小さな安らぎを感じる時間でもあります。

実際に体験したワークショップから、是非ご自身の季節の野草茶を作ってみてくださいね。穏やかな香りと優しい味わいが、きっとまた違った季節の楽しみ方を教えてくれますよ。

これから”養生”についてもっと知る機会を増やしたいと思っています。それもこれも初回の反応次第。まずは皆さまのご参加をお待ちしています。

★材料手配の都合上、キャンセルは開催の2週間前、2/15(土)迄とさせていただきます。