こんにちは。
てならいスタッフのてんです。

5回目を迎えた3月の回は、いいお天気のもと
お教室内の机も新しくなりスタートです。
机の広さが大きくなり、作業スペースがゆったりめになりました。

今回は『土と鉢と植えこみ』について

さて、そもそも土とはなんなのか…。
それは、自然そのものであり
石が長い年月をかけて風化したもの
植物の枯死したことででできたもの

似たような言葉でも、土壌は作物が育つ場所のことをさすそうで
人工的に作った場所も含まれるそう(山林・畑など)

そんな地球、大地の大部分を占めている土は植物に必要な相棒。

園芸で使用する土はさまざまあるので、さっそく先生の座学にて勉強していきましょう。

『土は全部同じでも植物は育つのではないか?』と考えがちですが、そうとも限らないのです。
植物の出身地に合わせて育てることが大切と初回で習ったように、個々の生育に合った土が必要なんですよ〜
よく使う種類から順に、土の特性や使い方、向いてる植物などを教えていただきました。

今回は培養土・腐葉土・黒土・鹿沼土・桐生砂
富士砂・日向砂・ピートモス・水苔・バークチップ・くん炭について

色々な種類があり使い分けが難しそうですが、特性や相性のいい植物を知ることで
植物達に合った環境にしてあげられますよ!!

腐葉土

鹿沼土

例えばピートモスは水苔を堆積して分解されたもの
フミン酸(腐植酸)という強い酸性があり、酸性度高いので
酸度調整されたものと使い分ける必要があります。
培養土を軽くするために入れたり、酸性度を高めるために使用されたりするとのことです。
近年では乱獲によりピートモス自然が少なくなり、ヨーロッパでは使用禁止のピートフリーになっているそう。
日本もそのうちなりそうですね。

その他の土も、土の重さや吸水性、土の粒の大きさなどを考慮して
空気の混ざり具合も考えて、それぞれブレンドして作っていくそうです。

お次は【鉢】
歴史を辿ると、原始・古代の土器の時代に家の中に鉢と種が合ったそう。
植物を育てていた形跡の遺跡が出てきているそうです。
自然と生育してる植物と共存していたのかなと思っていたので、お家で育てていたとは驚きです。

時代と共に栽培をするのに進化した、オランジェリー(ルネサンスの果実の温室)やテラリウムについても教わりました。

今でこそ世間でも人気のあるテラリウムですが、1800年代のイギリスで作られたものとは知らず
ナサニエル・ウォードさんがボトルの中にシダが生えてる発見から作られるようになったんです。
先人の発見に感謝ですね。

さて、最後に植え込み。
コンテナガーデンは鉢に植えた状態でのガーデンのことをいい
土がない・土壌に問題がある所でも植栽が可能なのがメリットです。

地植えのデザインも園芸では考えるように、鉢植えにするときも植物の存在感を大事に!!
 
植えるだけでなく、景観の中におくこと、鉢や機能性、木々も多彩なデザインの一部として考えて作るのがポイントだそうです。

それぞれの土の特性や使用方法、鉢植を勉強したら実習です。

今回はミカワの平鉢でナンキンハゼの植え込み


平鉢の穴の処理、土の混ぜ込み、植えこみを教えていただきました。

そして、最後は砂ゴケとバークで可愛く仕上げです。


可愛く完成しました〜!
次回で4期は最後の回になります。
ラスト次月もみなさんよろしくお願いいたします。

今回も先生、皆様ありがとうございました。