【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2022春~3回目~
こんにちは。
てならい堂スタッフの松本です。
4月からてならい堂スタッフとしてお世話になることになりました。初めて後記を書きます。
てならい堂、春の金継ぎ教室3回目が行われました。一緒に復習していきましょう。
今回は「埋める」作業をしました。
まずは、前回接着した器の接着した部分からはみ出た漆をトクサ、ペーパーヤスリを使って研いでいきます。
彫刻刀も使いながら削りました。
研ぎ・削りが終わったら、前回も欠けを埋めるのに作った「刻苧(コクソ)」をつくります。前回では埋めきれなかった部分を埋めていきます。
コクソ綿を切って、糊漆に切ったコクソ綿をツナ状になるくらい入れる。ツナ状になったものに、さらに地の粉をまぜる。先生から食べ物に例えて分かりやすく教えていただきました。
続いては、割れの細かい隙間や小さな欠けを埋めるために、「錆漆(サビウルシ)」をつけていきます。
こちらは砥の粉を加えてつくります。こちらも食べ物に例えて、艶のあるチョコレートクリームではなく、艶消しのチョコレートクリームを目指してつくります。ポイントは漆の量ですね◎
黒板を使って埋める部分について図で説明していただきました。
〇今回のポイント〇
〇今回はいろんな作業をしたので作業がひと段落するたびに掃除することが大事でした。
〇コクソ漆・錆漆は作ったらラップにまとめて、少しずつ定盤に出して器につけると作業しやすいです。
最後に先生に細かくチェックしていただいたら、今回は終了です。
次回は「塗り」の工程に入ります。
そろそろ仕上げをどうするか考えておきましょう。種類は金、銀、錫粉、弁柄漆、黒呂色漆5種類の仕上げ方があります。器の色に合わせて考えても楽しいですね!