【てならい後記】初めての『つまみ細工』-剣つまみで作るお花編-
こんにちは、スタッフのてんです。
昨年からスタートした『つまみ細工』今年も開催していきます。
昨年は基本のつまみ方の「丸つまみ」という技法でワークショップ開催をしましたが
今年はきほんのつまみ方の「剣つまみ」という技法のワークショップを開催いたしました。
丸つまみは梅の花みたいな丸みを帯びた形、剣摘みは花びらの先が剣のようにシュッとなり、ダリアの花みたいですね。これらの基本のつまみの技法から応用していき、さまざまなつまみ細工の作品ができるそうです。

昨年教わった『丸つまみ』の作品
教えいただくのは、つまみ細工作家の津山先生。今回は剣つまみのワークショップ用に、みなさんと作るデザインも考えてくれました。毎度かわいい。それではスタートしていきますよ。
まずは恒例の自己紹介。
「つまみ細工をキットでやったことがあったけど、うまくできず…。」
「本で見たけど、よく分からず習いたい」「知り合いがやっていて、自分もしてみたくて」「何か趣味を増やしてみたくて」「こっちの剣つまみのデザインのが好きで待ってた」と。それぞれの想いのもと参加してくれた皆さま。
見たことはあるつまみ細工も、実際見るのとやるのでは塩梅が違うんですよね。
まずは先生よりつまみのお話をしつつ、お道具の説明。
今回作る台座作りをしたら、早速、糊板の使い方から。
糊を板にのせて、空気を含ませながら滑らかにしていきます。糊の厚みと水平さを均一に整えて、のり板を作るところから。難しいけど、みなさんコツを掴んで、うまく作れてましたね。
糊ができたら、つまんでいきます。
先生が大きい布を見本にしてつまみかたを教えてくれます。工程は数工程なんですが、手の動きがこっちあっち、手を緩めないなど、ポイントが実は凝縮されているつまみ細工。
先生のを見ながら、じっくり皆さん進めていきます。「こうだったかな、先生もう一回!!」
繰り返し、確認しながら。先生に見てもらいながら手を動かします。「ぶかっこうでいいんですよ〜。まずはやり方を覚える」細かいところに気を取られると進めなくなるので、最初はつまみの数をこなし、つまみ方を覚えることが大切と先生は言います。
練習してつまんでいくと、後半は少しづつポイントがわかり、手が慣れてうまくつまめていきます。今回は葉っぱが小さいので細かい作業でしたけど、みなさん綺麗に作れてましたね♪
花弁と葉っぱ分をつまむことができたら台座に乗せていきますが、糊を生地に浸透させる時間を少しとります。手休め兼ねて、つまみ細工の歴史と生地のお話。こういった文化の背景を知ることも作る上で、学びですよね。
それでは実際に台座に置いていきましょう。綺麗にお花を作るには等間隔に均一になるように対角線状に置いておく。これが難しい。先生からのポイントは「目の前だけでなく、全体を見ること」だそう。先生、つい目の前の作業にだけ目がいってしまう私がいます…。と思いつつデザインする上で大事なことですよね。
花弁も置けたら、最後にビジューでメシベをつけて完成!
みなさん素敵な作品が出来上がりましたね!!
今回も楽しく過ごしていただけたでしょうか。
剣つまみと丸つまみができるようになると、作れるバリエーションもグッと増えます。応用が楽しみですね。
「やってみないとわからないね〜」「つまみ細工沼りそう」とお声をいただき、楽しくもと繊細な作業を体験していただけて嬉しく思います!
先生、ご参加の皆さまありがとうございます。
今年は秋口にまた開催予定です。