こんにちは。
てならい堂スタッフの五十嵐です。

 

 

てならい堂の大きなテーブルに並べられてた色とりどりの毛糸。 目にも楽しいこの毛糸たちが登場したということは……そう、「ダーニング」教室のレポートです!

 

 

カラフルな色、ユニークな風合い、手のひらにおさまるサイズ。とにかくかわいらしいこの毛糸は、ダーニングのステッチとして生まれ変わってもやっぱりかわいい。今日はどんな「かわいい」に出会えるのか、毎回とても楽しみな全6回のダーニング教室です。

今回ご紹介するのは、5回目の教室。優しく楽しく分かりやすく教えてくれる中須賀先生の、まずはデモンストレーションからはじまります。

 

いつも丁寧に教えてくれる中須賀先生

 

本日は正方形の面をつくるように繕う「十字松」というステッチと、大きなあて布を留めるための「Yの字」「フランケン」「X字」などのステッチを学びます。 混乱しないよう、先生はスケッチブックに大きな図を描いて説明してくれました。

 

左からX字、フランケン、Yの字、変則的なYの字、そして正方形の十字松。たくさんのステッチを学びます。

 

ダーニングには基本となる縫い方があります。でも、どのステッチにも「こうしなければならない」という決まりはありません。

先生はよく「ステッチは自由です!」といいます。 このことばを聞くたびに、今日はどんなステッチが生まれるのだろうとワクワクしてきます。

「先生、迷子になって帰ってこられなくなりました~」

という生徒さんのひと言に、みなさんの笑顔と笑い声が広がりました。「迷子」になったのはステッチ。大きな布を留めるステッチの練習で、自由に縫い進めていくうちに、戻りたいところへ戻ってこられなくなってしまったそう。(笑)

「あっちにいったりこっちにいったりしてると、よく迷子になっちゃうのよねー」 という先生は、なんだかとっても楽しそう。(笑) 最短距離はあるのかもしれませんが、この教室では迷子だって楽しんじゃいます! 基礎はしっかりとおさえつつ、でもそれだけに捉われないのがダーニングの魅力なんですね。

縫い目の幅や大きさの違いで雰囲気はがらりと変わりますが、使う毛糸の種類によってもまた違った表情をみせてくれます。 混色の毛糸であったり、グラデーションがついている毛糸であったりすると、どのような仕上がりになるのかは縫ってみるまで分かりません。

オレンジ色がこんな風にステッチを際立たせたり、

 

 

ブルーのグラデーションが心地よいリズムで表れたり、

 

 

もちろん単色だってユニークでインパクトがあります!

 

 

「この毛糸をこのステッチに使うとこんな風に仕上がるんだ!」という感動をみなさんと分かち合ったところで、本日の教室は終了となりました。

 

「ステッチは自由です!」

基本のステッチに、ちょっとしたひらめきや偶然を織りまぜながら繕っていくダーニング。迷子の先にも、なにか新しい発見があるのかもしれませんね。
次回も心の赴くままに楽しんでいきましょう!

ご参加のみなさま、中須賀先生、ありがとうございました!