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【てならい後記】はじめての金継ぎ教室2021秋〜5回目〜
こんにちは。てならい堂スタッフのなこです。
少し暑さを感じる秋晴れの日。金継ぎ教室の5回目が開催されました。
参加者のみなさまも、それぞれ復習をしてくださったりしていて嬉しい限りです!
「骨董市でカケのある器いただいてきました!」
「今度、友達のを直してみようかな。」
「私も練習したいので、みんなで骨董市行きますか?」
なんて声も聞こえてきて、ふふっと頬が緩みました。
連続クラスだからこそ、参加者同士で仲良くなれるのも魅力ですよね。
さて本日は、2回目の塗りの作業。
はじめに、前回塗った漆をやすりがけしていきます。
地の色が出ないよう、慎重にやさしく。
やすりがけができたら、漆を塗っていきましょう。
2回目に塗る漆は、仕上げの色によって変わってきます。
錫粉・銀仕上げの方は、赤い弁柄漆を
金粉の方は、黒の漆を塗ります。
そして3回目の塗りの作業のときに今回とは逆の色を塗ります。
これは、最終的な仕上げの発色をよくするためです。
2回目と3回目の色を変えることで、塗りやすさがぐっと高まります。
「とにかくうすく塗るのがポイントです!」と、先生。
金継ぎ教室で毎回聞いているような・・・
本当に繊細な技法なのだと気づかされます。
前回塗った部分をなるべく隠してしまいましょう。
そうすると、次回の塗りがきれいになります。
みなさん集中力がすごい!
いつもとは少し違ったシンとした空気が流れています。
今日の作業はここまで。
約6時間ほどで乾くそうですよ。
次回はいよいよ仕上げの作業。
3回目の塗りをしたあと乾く前に、金属粉をかけて仕上げていきます。
みなさんの作品がどのようになるかとってもたのしみです!