こんにちは。てならい堂スタッフのなこです。

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少し暑さを感じる秋晴れの日。金継ぎ教室の5回目が開催されました。
参加者のみなさまも、それぞれ復習をしてくださったりしていて嬉しい限りです!

「骨董市でカケのある器いただいてきました!」
「今度、友達のを直してみようかな。」
「私も練習したいので、みんなで骨董市行きますか?」

なんて声も聞こえてきて、ふふっと頬が緩みました。
連続クラスだからこそ、参加者同士で仲良くなれるのも魅力ですよね。

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さて本日は、2回目の塗りの作業。
はじめに、前回塗った漆をやすりがけしていきます。

地の色が出ないよう、慎重にやさしく。

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やすりがけができたら、漆を塗っていきましょう。
2回目に塗る漆は、仕上げの色によって変わってきます。

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錫粉・銀仕上げの方は、赤い弁柄漆を
金粉の方は、黒の漆を塗ります。

そして3回目の塗りの作業のときに今回とは逆の色を塗ります。

これは、最終的な仕上げの発色をよくするためです。
2回目と3回目の色を変えることで、塗りやすさがぐっと高まります。

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「とにかくうすく塗るのがポイントです!」と、先生。
金継ぎ教室で毎回聞いているような・・・
本当に繊細な技法なのだと気づかされます。

前回塗った部分をなるべく隠してしまいましょう。
そうすると、次回の塗りがきれいになります。

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みなさん集中力がすごい!
いつもとは少し違ったシンとした空気が流れています。

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今日の作業はここまで。
約6時間ほどで乾くそうですよ。

次回はいよいよ仕上げの作業。
3回目の塗りをしたあと乾く前に、金属粉をかけて仕上げていきます。

みなさんの作品がどのようになるかとってもたのしみです!