「源流に触れる」を考える、8月のてならい堂。
こんにちは。スタッフのまるです。
七夕まつり、夏まつり、阿波おどり、花火大会。7月は祭りの季節ですね。
みなさんはお祭りに足を運びましたか?この猛暑の中、わざわざ外に出るのは億劫だし、祭りがない地域で生まれ育った方はそもそも馴染みがないかもしれません。
それでも祭りが続いていくのはどうしてでしょうか。
仲間と騒ぐ楽しさ、ハレの日の高揚感を味わえるのはもちろんですが、その土地の歴史や紡いできた人々の源流に触れることができるのも祭りの醍醐味ではないでしょうか。
うちの祭りが一番!とそれぞれがうそぶきながら、今年も全国で祭りは続きます。
さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、私たちは季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。
2025年 8月のテーマは「源流に触れる」です。
「源流に触れる」を考えるために、
てならいに参加してみる。
てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
自身の生活の中で見つめ直してみる。
それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか?
「源流に触れる」を考える、8月の話題。 |
1)”源流”を辿ること。
今月も新しいテーマがはじまりました。新しいテーマの月は、言葉からどんなことを連想するか、そんなことを中心に考えてます。“源流に触れる”・・・。どんなイメージが湧くでしょうか?
私は、源流というと、川の流れ、山奥の森から湧き出てくる清流・・・などがパッと浮かびました。みなさんはどんな情景が思い浮かぶでしょうか?ひとまず考えてみてくださいね。絵で描いてみてもいいかもしれません。
源流。川に限らず、由来とかルーツといった、祖先、流儀、わざ、知恵、歴史とかそういったことも連想できそうです。
辞書的には、「始まり、起源など 物事が生じる最初のこと、源泉、水源」などの意味がありました。ふむふむ。
あなたが今までに触れたことのある「源流」って何だと思いますか?
源”流”ということで、「とどまることなくどんどん枝分かれしていく」「もとのものから派生し解釈も広がり、いろんな要素が加わったりもする」「あらゆるものが水脈のように張り巡らされている」ような感じもします。
ここでふと思ったのが、源流は、実際、どこまで辿っていけるのかということ。どこか明確なはじまりがあるとは思うけど、枝分かれした先のものから源のところまで辿ろうとしたときに、どこまでその「源流」に近づいていけるのでしょうか。
自分が源流だと思ったものは実は違ってたり、本当の源まで辿り着けるかは案外わからないこともあるかもなと思いました。また、目に見えなかったり、なかなか実感できなかったり。
正しい答え、テストの答案用紙のようにまるバツでわかるものでもなく、正解はないのかもしれない。でも、辿っていった時に、自分自身の解釈、納得感のようなものが得られたら、何か意味があるのかも。そんなことを思いました。
源流を辿ることは、旅に近い気がします。辿った先になにも見つけられなくても、それでも、その時間はきっと豊かなものでもあると。それだけ向き合ってきたということに、きっと何か意味を見出すことができるでしょう。
2)実際に生活の中で“源流に触れる”について考えてみる
・カカオ豆の焙煎から!真夏のチョコレートづくりワークショップ。

今回はチョコレートそのものについてや製造工程のことも聞けますが、何よりも面白いのが、橋本さんのチョコレート愛。こだわりのチョコレート作りのあれこれを聞いていたらあまりの奥深さに、チョコへの視線が変わっちゃいそう。
大人も子供も、みんな大好き、チョコレート。
なんと!カカオ豆からチョコレートを作っちゃう。そしておいしく味わうワークショップ、てならい堂に初登場です。
教えてくれるのは、Tribal Cacao(トライバルカカオ)の橋本直樹さん。世の中にた~くさんあふれているチョコレートの中で、これを選びたい!と思わせるほんもののおいしさ。そして奥深いチョコレートの世界にふれてみませんか?
橋本さんのチョコレート愛たっぷりのお話、まさに<沼>ですよ。。!超真夏の季節だからこそ、おうち時間がたまらなく楽しくなる、そんなチョコレートとの新しい出会い。
■カカオ豆の焙煎から!真夏のチョコレートづくりワークショップ。
・にじみ、ゆらぐ『にじゆら』の手ぬぐい注染フルコース体験
心はずむ注染(ちゅうせん)の世界を体験しませんか。
実は色々な使い道があり、便利な手ぬぐい。染めて使って手ぬぐい沼へいらっしゃい!
大阪発祥・堺の「注染手ぬぐい専門店 にじゆら」の伝統技法をフルコースで楽しむ体験。
てならい堂で数年前に開催していた注染ワークショップ。東京・上野にある「注染手ぬぐいにじゆら 染めこうば東京店」で復活!!
染める部分と染めない部分を分けるのに大事な役割を担うのが糊。この糊を置いて染めない部分を作る工程から体験できます。型染めでは生まれない色の“にじみ”の美しさを体感できる、特別な注染技法を丸ごと体験しましょう。
・【夏休みに!】簡単!本革”ミニがまぐち”を作るワークショップ@神楽坂
神楽坂ストアでのPOPUPも好評だった、中川守和匠店のがまぐち。いつもは千葉市にある皮革工房に伺っているがまぐちづくりを、神楽坂ストアで初開催しますよ!
今回つくるのは、カワイイ本革のミニがまぐち。小銭はもちろん、アクセサリーなどを入れるのにもピッタリなサイズです◎
本革なので、使い込むほどに味わい深くなる本革のがまぐち。柄も豊富なので選ぶところから楽しめちゃいます。口金のパチンと気持ちいい音を響かせてみましょう。
■【夏休みに!】簡単!本革”ミニがまぐち”を作るワークショップ@神楽坂
3)てならい365日のススメ
いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、”源流に触れる”について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「源流に触れる」といったように、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。
やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。
騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら)
そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。
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「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。
また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しいです!(詳しくはこちら。)
ということで、今月は「源流に触れる」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。
今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!