こんにちは。スタッフの村上です。

てならい堂では、6月26日に「自分の好きな布でつくる、ミツロウラップのワークショップ。」をオンラインで開催いたしました。

ミツロウ(蜜蝋)とは、蜂の巣からとれる天然の蝋(ワックス)のこと。「ミツロウラップ」は、布にミツロウ・天然樹脂・植物油を染み込ませたもので、洗って繰り返し使える食品ラップです。講師は宮城県の丸森町を拠点としてミツロウラップの製造販売を行っている、マメムギモリノナカの山下さんです。

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Zoomを通じて丸森町から実演とお話をしていただきました。全国の様々な場所の作り手さんと一緒に体験ができるオンラインワークショップは、改めて考えるとやっぱりすごいですね。今回は丸森町のコワーキングスペースから参加してくれました。

オンラインワークショップなので、事前に材料を皆さまのご自宅へお送りしました。山下さんにとって初めてのオンラインワークショップだったそうですが、とっても素敵なミツロウラップキットをご用意してくださいました。セットの布もとってもかわいい!

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まずは参加者の皆さまの自己紹介をして、山下さんにお話をしていただきました。山下さんの住んでいる丸森町での暮らしや、ミツロウを生産している石塚養蜂園さんのお話など。ミツロウ製造の写真も見せていただきました。

石塚養蜂園さんではミツバチが農薬の影響を受けないように、蜂箱を置く環境に特に気を使っていて、農薬がかかりにくい場所でハチを育てているそうです。何かを作る時に、どこからその素材がきているか、どんな影響を与えているかまで考えることの大切さを感じました。

そしてお話の後は早速ミツロウラップを作って行きます。

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実はてならい堂の小店から店主も参加していましたよ!笑

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まずはマメムギさん特製のミツロウラップのもと(ミツロウ・天然樹脂・植物油)を手でちぎって布の上に満遍なく置きます。

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 そしてクッキングシートで挟んでアイロンで熱してミツロウのもとを溶かしてます。溶かし終わったら足りないところにミツロウをのせて量を調節します。はみ出した分は後でペリペリっと剥がれるので、またミツロウのもととして再利用できますよ。

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繰り返していくうちに、ミツロウラップの完成です。今回は「自分の好きな布でつくるミツロウラップ」なのでご自身の布を使用された方もいて、様々な布のミツロウラップが出来上がっていました。ミツロウのもとは2枚分セットなので、ワークショップ後にもう1枚チャレンジしてもらえたのではと思います。参加者の皆さま、ぜひ完成品の写真をてならい堂にメールして下さいね!

時間が経つとペタペタ感が少し収まって、まさにミツロウラップ!という出来上がりになりました。

作業自体はシンプルなのですが、やっぱり画面越しとはいえ、みんなで一緒に体験をするのは楽しいですね。皆さまの出来上がったミツロウラップを見せ合いながらラップのお手入れの仕方など質問タイムも盛り上がりました。

ミツロウラップワークショップは今後も開催する予定なので、今回参加できなかった方もぜひ楽しみにしていて下さい。

山下さん、参加者の皆さま、ありがとうございました!