こんにちは。にっぽん てならい堂店主の中村です。てならい堂とつながっていただいている皆さんと裂き織の幸呼来(さっこら)Japanさん一緒に、ウクライナを応援する寄付型のワークショップを開催したいと思います。

自分の家族や自分の友人が、戦争に巻き込まれることを想像したい人はいません。そのしたくない想像をせざるを得ない現在、例えウクライナに友人はいなくても、他人事でいられない人はきっと多いと思います。

力が無いことがもどかしい。けれど、どんなに微力でも、どんなに些細でも、私たちの気持ちをせめて届けたいと思います。ほんの少しでもそれが、ウクライナの人たちの力になることを願って。

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やるならば、てならい堂らしいやり方で。チャリティだからと言って、形式的に終わらず、ちゃんとその物や技術がその後も生活の中で続いていくことをやりたいと思います。生活に取り入れること、それがウクライナの人たちを想い続けることにもなると思いました。

ご一緒していただくのは、盛岡で裂き織(さきおり)の商品をつくる幸呼来(さっこら)Japanさん。

幸呼来さんが開発した段ボール製のお手軽織り機、DANBOLOOMを使って、また幸呼来さんがお持ちの古い浴衣の中から青と黄色のものを裂いたものをご提供いただき、これらを事前にご自宅にお送りして、ウクライナの国旗カラーのコースターをみんなで織ります。

2枚を織って、そのうち1枚はもし良かったら、ひみつの小店に送ってください。まとめて、ウクライナ大使館に応援の気持ちとして送ろうと思います。

今回はチャリティーですので当店は利益を取らずに、原価に寄付額を加算して募集させていただきます。

いくつか参加のバリエーションを考えまして、6名限定でひみつの小店で一緒に織る席をご用意いたします。オンライン参加の方も、今回送料もかかってしまいますので、ご希望あれば事前に神楽坂のひみつの小店に取りに来ていただけるようにもいたします。

また、既にDANBOLOOMや別の織り機をお持ちの方は、青と黄色の裂いた布だけをお送りいたします。いずれの場合も手配がありますので、その際は事前にお申し込みください。

皆さんのご用意した生地を裂く前には、その生地にまつわる思い出を聞いてみたいですね。

 昔、寒冷な地域は、物資が少なかったためにものを大切に使う文化がありました。衣類等に使われる木綿はとても丈夫ですので、衣類としての目的を果たした後にそのまま捨てるのはもったいない。そこで何かに再利用できないかという発想から生まれたのが裂き織です。読んで字のごとく、布を裂いたものを織物のヨコ糸として織り込みます。

てならい堂でも以前から、幸呼来(さっこら)Japanさんと一緒に、みなさんのおうちで眠っている洋服や布を、裂き織してコースターや鍋掴みに「アップサイクル」する方法を学ぶワークショップをオンラインやリアルで開催してきました。

幸呼来Japanは、代表の石頭さんが伝統工芸である裂き織と障がいのある作り手の技術に魅了され設立し、岩手の盛岡で裂き織の制作、販売を行っています。お手軽な段ボール製の織り機であるDANBOLOOMスターターキットも販売しています。

今回は、おうちで裂き織が始められる段ボール織り機キット「DANBOLOOMスターターキット」を事前にお送りして、DANBOLOOMスターターキットを使ってできるところまで一緒に織ってみましょう。

やり方は簡単ですからこれで覚えてしまえますし、あとは繰り返しの作業なので、万一時間内に終わらなくても、ワークショップが終わった後でご自身で完成させてください。(当日参加できない方も、自力でも作ってもらえると思います。)

また、その後は今回のウクライナカラーに限らず、いつでも裂き織での作品作りをおうちで楽しんでもらえると思います。様々な裂き織作品を作ってみてください。

幸呼来Japanさんは、より多くの方へ心のこもった裂き織を届ける「もったいない」を「もっとゆたかに」する取り組みを行っています。幸呼来Japanさんの裂き織は、ほとんどが人の手によって行われており、単なる環境へ配慮された織物というだけでなく、物を大切に扱う気持ちも一緒に織込まれた、心の豊かさを含んだ織物です。

幸呼来Japanさんは、より多くの方へ心のこもった裂き織を届ける「もったいない」を「もっとゆたかに」する取り組みを行っています。幸呼来Japanさんの裂き織は、ほとんどが人の手によって行われており、単なる環境へ配慮された織物というだけでなく、物を大切に扱う気持ちも一緒に織込まれた、心の豊かさを含んだ織物です。

今回は私たちなりにワークショップに意味を付けたいと思い、引き裂かれたものを織り上げて固く結んで、そして生活が続いていくように、そういう願いを込めて、裂き織を選択しました。

今後も家の中で余ってしまったボロ布などを再利用してながら最後まで使う、そのための知恵と技術をこの機会に身につけて、そして生活の中で使い続けることで、ウクライナの人たち応援する気持ちを持ち続けられたらと思います。

賛同いただける方のご参加をお待ちしています。

※裂き織が気になった方はこちらの記事も是非ご覧ください。
幸呼来Japanさんにお伺いした裂き織の魅力やDANBOLLOMに挑戦する際のコツ


コースターや犬用のマフラー・帽子など色々なアイデアです!

お送りするDANBOLOOMスターターキットです。

毛糸を使ったミニポーチ。かわいいですね。

組み立て式段ボール織機で、裂き織がお家で何度でも。


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毛糸や木の枝を使ってふわふわのタペストリーも。

DANBOLOOMの撮影で使った毛糸の残りで作ったアクセサリー用のリボン。このサイズであれば余り毛糸でも織れるそうです◎

幸呼来Japanさんの作品。アレンジ次第で色々作れます。