多肉植物、かわいいです。てならい堂のお客さんの中にも好きな人が多いですね。

ともすると、インテリア雑貨的に室内に飾るもの、みたいな露出も世の中には多いけれど、そうして手に入れて枯らしてしまう人も多い様です。

けれどそれは当たり前。だって、生き物ですもん。ちゃんと日光と水と風と、そして愛情を注いで育てることこそが多肉植物の面白さ。

そんな当たり前の様でついつい見落としがちなことをを教えてくれたのは、多肉植物のアレンジメントを手がけるTOKIIRO(トキイロ)のヨシノブさん。

初めて多肉植物を育ててみたい、可愛がってみたいという人たちのために、「初夏」と「冬」の2回セットのワークショップを用意しました。

ポイントは、誰しもが壁にぶつかる、暑い夏。「夏超え」をフォローする2回コースであること。これまでに多くの多肉さんを育ててきた人でも、ずっと頭を悩ます問題について、ワークショップ当日はもちろん、途中の期間もヨシノブさんが、LINEグループでフォローしてくれます。

もちろん初めてではない人も、リピーターも大歓迎ですよ。

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あなたが作りたい多肉の森を表現してください。(器はイメージです。ちょっと変わります。)

今回のワークショップ。ポイントは、夏を超えることを経験するために、初夏と冬の2日間セットのコースになっているということです。

イベントなどでTOKIIROの寄せ植えを立ち止まって楽しそうに見ていく人たちの中から、時々聞こえてくる声。「連れて帰りたいけれど、上手く育てられる自信がないんだよね…」興味はある一方で、確かにそう思う気持ちもありますよね。

だとしたら、多肉が育つということ、多肉を育てるということが実感でき、状態や状況に合わせてどのような手入れをしていけばいいのかを教わることができたら、臆することなく多肉を愛でることができるんじゃないかしら。そう考えました。多肉はその育て方さえ分かれば、とても強くたくましい植物なんですよ!

ハオルチア、エケベリア、セダム、セネシオ…。種類豊かな多肉植物たち。それぞれが環境に適応して進化してきた、可愛く美しい姿カタチです。

まず1回目、初夏の回では、お好みの多肉を選んで寄せ植えをします。作る際のポイントや、多肉の選び方・育て方をヨシノブさんにならいながら、あなただけの寄せ植えを作ってください。

これからどう育てていくのか、ちゃんと習わないと知らないままになってしまう、育てるための知識を教えてくれます。難関、「夏の乗り越え方」についても詳しく教えてもらいましょう!

そして冬の回では、1回目に作った寄せ植えを持ち寄ります。その経過や変化を他の参加者とも観察しながら、これまで多肉がどうやって育ったか、そしてこの先どのように育っていくのかを考えます。多肉の種類やそれによる育ち方の違いなどを教わりながら、新たにアレンジを加え(多肉をさらに加えていきます)、生きる多肉植物をデザインしていきます。

初夏から冬にかけて、少しだけ大きくなった子(多肉です)もいます。反対に少し元気がなくなってしまった子もいるかもしれません。1回目とは違う表情を見せてくれる子もいることでしょう。

変化が生まれた自分やみんなの寄せ植えを観ながら、多肉たちそれぞれの特性や特徴をもっと深く教わって、次の半年や1年後3年後にどんな景色がみたいかを想像して、手を加えていきます。

時間をかけて、多肉を育てていくことに愉しみと自信を感じてもらいたいワークショップです。

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TOKIIROは“季色”とも書きます。それは多肉植物の「季節の移ろい」に魅せられたからなのだそうです。

春には芽を出し花を咲かせ、夏には青々とした肉厚の葉を広げ、秋から冬にかけて鮮やかに紅葉していく。この小さな植物に四季や自然を感じ、生きて育っているのが感じられる。

私たちのくらしの中に多肉植物を取り入れようと思ったら、そこにはやっぱり、生き物を「育てる」という手間があるわけです。日当たりや風通しの良い場所を見つけてそこに多肉を持っていき、毎日の様子に目をかけながら水をやる。

植物だからそれは当たり前のことなのですが、ついつい私たちは自分たちの勝手な解釈で、多肉植物=ファッションのように手軽でおしゃれなグリーン、と思ってしまっているところがあるかもしれません。

うつわに植えたときの姿を完成形とするのではなく、そこから多肉がどう育ち新たな表情を見せていくか。TOKIIROは、多肉植物が持つ生命力と、「育てる」ということを前提とした作品を手掛けています。「育てる」というコンセプトには、てならい堂はいつも惹かれてしまいます。

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それって、私たちが伝えたい生活道具にも通じるんじゃないか。てならい堂は、そう思いました。

簡単に、手軽に、おしゃれに。そういう基準で選ぶのが間違いというわけではありません。

でも、毎日の生活の中で少しの手間を惜しまず手入れをし、育てて使う。そんな付き合い方をしていける生活道具に、やっぱり心惹かれます。

多肉植物と生活道具。カテゴリーは全然違うけれど、きっと続けていきたい方向は一緒なんじゃないかと思います。そんなことを、おしゃべり大好きなTOKIIROさんと愉しく考えてみたい、てならいです。

初めての人も、初めてじゃない人も、お待ちしています!

寄せ植えに必要なものは、全てTOKIIROさんが準備してくれ ます。あなたが持ってくればいいものは、タニクちゃんと 戯れるワクワクだけ!

寄せ植えに必要なものは、全てTOKIIROさんが準備してくれ ます。

実は理系出身の近藤義展さん。光合成への熱い想いはハンパなく、タニクにだって光合成がとっても大切!!と力説してくれます。そう、葉緑素を持つ光も水も必要とする生き物なんです。

実は理系出身の近藤義展さん。光合成への熱い想いはハンパなく、タニクにだって光合成がとっても大切!!と力説してくれます。そう、葉緑素を持つ光も水も必要とする生き物なんです。ちょっと話長いけどね。