【てならい後記】【年初めに!】簡単!本革”ミニがまぐち”を作るワークショップ@神楽坂
こんにちは。スタッフのてんです。
しんしんと雪が積もった先日、神楽坂ストアでは「がまぐち作りのワークショップ」が開催されました。

いつもは工房のある千葉にお邪魔していますが、昨年より縫製のいらないミニがまぐち作りをストアでも体験、教えていただけることに!
神楽坂ストアでは2回目の開催です。
教えてくださったのは、この道50年の職人・中川守和さんとスタッフの北川さん。
中川さんは、関東のがまぐちを支えてこられた第一人者でもあります。
おふたりとも、とても笑顔が素敵で、今回も穏やかでゆったりとした手仕事時間でした。

私たち日本人にとって、どこか懐かしい存在の「がまぐち」。
蝦蟇(ガマ=カエル)の口のように大きく開き、中身が見やすく片手でも扱えるのが特徴です。「カエル=帰る」「お金や福が帰ってくる」とも言われ、縁起物としても親しまれてました。
さて、みなさんどんな柄のがまぐちが仕上がるのか楽しみです!
まずは、表の革・裏地・口金選びから。
デザインも丸と四角をご用意してくれました。
金具は金と銀、革はインド革やヘビ革など、豊富なバリエーションが揃います。皆さん悩みながらも選ぶのも楽しそうな様子。

そして、蛇革が人気ですね〜♩
制作は、表革と裏地を貼り合わせる工程から始まります。
ヘビ革を選ばれた方は、ひと手間の工程があります。
ヘビ革は他の革と比べて、特に革生地が薄いため厚み出しのために、裏地と表地の間に1枚シートを挟み込みます。接着にはゴム糊を使用。貼っては剥がしができるため、微調整しながら進められるのが特徴です。
他の裏地と革の接着の際には、裏地に接着シートがついてるため保護シートを剥がして貼っていきます。
この張りにも少しコツが必要。2枚の布地を張り合わせて曲げたときに、ちょうど中と外の革地が合うように計算されて、外はお大きく、中は少し小さいサイズで用意されています。そのためふわっと丸めながら貼り付けます。

蛇革と中地にゴム糊をつけていきます。

中地と外地がぴったりになるように、まっすぐ張るのではなく、がまぐちの仕上がりのようにUの字の形で貼っていく
無事接着が終わったら、口金にはめていきます。左右均等になるように、しっかり押し込んでいきます。
最後は紙ひもを入れて固定できたら完成。
一見シンプルな工程ですが、入れ込みすぎてもずれてしまい、浅すぎても抜けてしまう。その“ちょうどよさ”を見極めるのは、指先の感覚そのものです。
作業をしながら蛇革の向きや、カンの位置、口金のメッキについてなど、職人さんからの豆知識もお話しいただきながら進めていきます。

工程は多くないけれど、細部に技が光る。そんな手仕事の奥深さを改めて感じる時間でした。
「どこまで革地を口金に入れたらいいんだろう?」
そんな声があがる場面もありましたが、中川さんと北川さんが、そっと見守りながらサポートしてくださるので、皆さん安心して制作されていました。


最後には、POPUPでも人気の革のポチ袋。
こちらに、電気ペンやキラキラ素材で自由にデコレーションし、それぞれの個性が光る仕上がりになりました。


指先のほんの少しの力加減で、表情が変わるがまぐち。
簡単そうで、実は繊細。だからこそ、出来上がった瞬間の喜びもひとしおでした。
ご参加くださった皆さま、そして中川さん・北川さん、ありがとうございました。







