【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2026春~4回目~
こんにちは。てならい堂スタッフのてんです。
今回は第4回目の天野先生のお教室。いよいよ仕上げに向けての準備工程へ。
これまで作ってきた下地を整え、漆を塗る作業に入ります。
<今回の作業の流れ>
・コクソ漆や錆漆を塗ったところを漆を濡れるように整える
・仕上げをどうするか決める
・仕上げに向けて1回目の漆を塗る

前回までで、割れや欠けの下地づくりは完了しています。
今回はまず、その下地を紙やすりやトクサ、カッターナイフなどを使って丁寧に削り、表面をなめらかに整えるところから始まりました。それぞれの器の下地具合に合わせて使う道具はさまざま。
「ここは削りすぎでしょうか?」
「まだ少し段差が残っていますか?」
器の状態はひとつひとつ異なるため、先生に確認しながら慎重に進めていきます。塗りの仕上がりを左右する大切な工程だけに、みなさんじっくりと時間をかけて取り組まれていました。自分ではわからない感覚な部分も先生とひとつひとつ確認していきます。

およそ1時間ほどかけて下地を整えたあとは、いよいよ漆塗りへ。
まずは先生から、筆の扱い方や漆を含ませる量、塗る順番などの基本を教わります。
・筆に漆をつけすぎないこと
・ゆっくりと筆を運ぶこと
・長い線は無理をせず少しずつつなげること
・小指を支えにして安定させること
そんなポイントを確認しながら、まずはガラス板で練習を行いました。
実際の器に向かうと、欠けた部分や器の内側など、場所によって難しさもさまざま。ですが、先生が一人ひとりの器を見ながら丁寧に回ってくださるので、みなさん安心して作業を進めることができました。
また、自分とは違う割れ方や欠け方をした器を見ながら、
「この場合はこうなるんだ」
「その線の引き方、きれいですね」
と、お互いの作業から学ぶ姿も印象的でした。


今回は漆の一回目の塗りまで完了しました。
集中した時間、金、銀、弁柄など、どの仕上げを選ぶのかを考える時間もあり、完成後の器を思い描きながらのひとときの回でしたね。
いよいよ完成までもう少しとゴールが見えてきました。折り返し地点です。
次回は7月。2回目の塗りになります。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。







