【てならい後記】繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。10月
こんにちは。
てならい堂スタッフのてんです。
朝晩は肌寒さを覚える頃ですが
日中の日差しの暖かさに秋の過ごしやすさを感じる今日この頃ですね。
先日は、定期的に開催している「初めてのダーニング教室 10月」を行いました。
今回、ご参加いただいた皆さんは
ダーニングに興味を持って挑戦したい!
実際にご自身でやってみたけれど、先生にちゃんと教わりたい!
サステナブルなダーニングに心惹かれた!と
それぞれの想いをお話ししてくださり、てならいに来てくださりました。
ダーニングとはなんぞや?と思いの方もいらっしゃるかと思います。
欧州の伝統的な技術のことで、穴が空いてしまった服や
擦り切れた生地を、針と糸だけで補修する家庭的な技術です。
出来れば、直して長く使えたら最高ですよね。
そうして、どんどんお気に入りの一着や、大切にしたいものをが増えていく
紡いで直して、共に長く過ごしていくって素敵だなと思いませんか。
ダーニングの素敵なところは、あえて目立たせること。
繕いたいものを鮮やかに生まれ変わらせることができる幸せな技術です。
針や糸、練習用の布(軍手)は、てならい堂で用意してあるので
当日は身軽にご参加いただけます。
さて、今回も教えてくださるのは
クロシェター(かぎ針編み作家さん)の赤星先生です。
まずは軍手に練習です。
布地に針が通しやすいようにダーニングマッシュ(台座)に布地を被せていきます。
針に刺繍糸を通すやり方から、穴を隠すエリアの決め方
最初のひと針目、縦の線を縫うのにどうしたら真っ直ぐな線になるか…など
簡単そうで大事なポイントを教えてくれます。
![](https://www.tenaraido.jp/wp-content/uploads/2023/10/PXL_20231014_061944448-3.jpg)
基本の縫い方 縦横と糸を入れていきます
縦線を縫い終えたら、横糸を入れていきます。
実は横糸は縦糸に交差させていくだけ。
横糸も入れて出来上がり、台座を外してみると可愛いダーニングの完成です。
生地がキュとしまって、布地が縫った糸に引っ張られて
穴が広がることはないため、洗濯もOKだそうです。
最後の糸のしまい方や、糸が短くなってしまった時の対処法なども教わり
基本の縫い方を練習したら、いざ!!
軍手にどんどんダーニングを増やしたり
お家から持ってきたお洋服や布地へ実践タイムです。
縫っていくのに、刺繍糸の色選びもわくわくする時間。
「どんな組み合わせにしようかな〜」
「この色どうかしら?」なんて、皆さんお話しつつ選んで楽しい声が響きました。
![9204c66d-39a5-4dab-94d0-7c91af0bedd6](https://www.tenaraido.jp/wp-content/uploads/2023/10/9204C66D-39A5-4DAB-94D0-7C91AF0BEDD6.jpg)
持ってきたカバーや軍手にどんどんダーニングしていきます
![9f4cfdf8-7a83-4898-84ad-1010754b7db0](https://www.tenaraido.jp/wp-content/uploads/2023/10/9F4CFDF8-7A83-4898-84AD-1010754B7DB0.jpg)
お気に入りのセーターにチクチク
![1223c78c-fb10-4fc6-9c54-783e7f0ea9da](https://www.tenaraido.jp/wp-content/uploads/2023/10/1223C78C-FB10-4FC6-9C54-783E7F0EA9DA.jpg)
お写真の色以外にも沢山の色の刺繍をご用意してます。 台座のダーニングマッシュ
モクモクと集中してチクチク進めては
「可愛い〜」の声に、皆さんお顔がほころんで素敵なひとときでした〜。
最後は基本が分かってすっきり!!
穴が綺麗になって満足です〜と皆さん笑顔で結びとなりました。
ご参加いただいた皆様、先生ありがとうございます!
是非、引き続きご自宅でもダーニングを楽しんでください。