こんにちは。てならい堂スタッフのなこです。

本格的な暑さの日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
わたしは、仕事の帰り道にみるきれいな夕暮れの空が毎日の楽しみになっています。

夏らしいこのときを少しでも心地よくお過ごしくださいね。

 

さて、毎月一度開催している藍染のワークショップですが、今月は生葉染めを体験していただきました。
この日もすっきりとした青空の下で、気持ちの良い一日になりましたのでその様子をお伝えしていきます。

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夏休みということもあってか、お子様のご参加も多くありました。

お母さんやお父さんと一緒に一生懸命染める姿に、スタッフをはじめみんなで癒されていました。

今回は、30cm×40cmの布を染めていきます。
糊で格子柄に模様がついています。この糊がついていない部分に色が染まるイメージです。

 

簡単な説明のあとに、早速藍の生葉を摘んでいきます。
一人10枚ほどで染液に十分だそうです。

「色が濃くて、大きいものを選んでください」と先生。
その方が、よりはっきりと色が出てくれるそうです。

元気に育った藍を真剣に選んでいきます。
色は濃くても、小さかったり、意外とむずかしい。
藍の葉は匂いがないのも発見でした。普段なかなか触れることのない藍の生葉にみなさん興味津々。

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生葉を選んだら、3人1組になって染液を作っていきます。

まず、ちぎった生葉に500ccの水を加え、1分間ミキサーにかけます。
残りの400cc加え、さらに10秒ミキサーにかけ、完成です!

一人で使うのは、300cc。
こんなに簡単にできるなんて、おどろきでした。
これならおうちでもできそうですね。

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染液が完成したので、いよいよ染めの作業です。

先生が用意してくださった袋の中に布を入れて、染液を一気に流し入れます。
ムラが出ないように、やさしく撫でながら布に染液をなじませていきます。

10分間、なじませていると段々と布の色に変化がみえてきました。
まだ、緑っぽい色ですが、ここからどんどんと変わっていきますのでおたのしみに。

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10分経ったら、染液と糊を洗い落とします。

お天気に恵まれて、水面がキラキラととてもきれいに光っていました。
ゆらゆらと布を泳がすのが、ここでのポイント。
糊が完全に落ちるまで、ひたすら洗っていきます。これが結構大変!(笑)

「昔の人は、自然の川でこうやって洗ってたんですかね〜」
と藍染の歴史に想像しながらみんなでじっくり洗っていきます。

お子様たちも徐々にコツをつかみながら、上手に洗っていました。

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洗い終わったら、オキシドールを含ませた水に少し浸して干します。

乾くまで待って、完成です!
染めた時は、緑色だった布が酸素に触れて、きれいな水色になりました。

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今回は、藍の生葉で染め体験をしていただきました。

自分の身の回りにある自然をいただいて、自然の色を身に着ける。

化学染料が発達し、どんな色でも自由に表現できるようになった近代ですが、
自分の手で染めた色をまとうことが自分自身を豊かにしてくれると感じました。

 

染めた布は、それぞれ持ち帰っていただけます。
完成した布をどんな風に使うのか。それもたのしみの一つです。
そのまま飾るのもすてきですが、ぜひ何か形にして普段の生活を共にしてみてくださいね。

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来月も同じ内容で体験していただけます。
この季節ならではの体験になりますので、みなさま参加していただけたらうれしいです。

8月の体験はこちらから。