てならい堂では自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらにさらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。

2022年 春のテーマは「つくり手とつながる」です。

つくり手とつながるとどんなことができるでしょうか。身近なところで、モノを作ったり、直したりしているつくり手さんがいますか?普段よく使ってる道具をつくった人を知っていますか。

「つくり手とつながる」を考えるために、
  てならいに参加してみる。
  てならい堂(ひみつの小店)に遊びに来てみる。
  自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、皆さんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

 「つくり手とつながる」5月の話題。

1)つくり手とつながって、自然と共に生きることについて気づく

2)実際に“つくり手とつなが”ってみる

・六月八日 – 陽が差す森の、クロモジの香りづくりワークショップ

・正次郎鋏刃物工芸 – 研ぎの技術を学ぶワークショップ

・qivaco – はじめての園芸

3) “つくり手とつながる”について考えてみる(てならい365日のススメ


1)つくり手とつながって、自然と共に生きることについて気づく 

よもぎで染めた綺麗な色。見るだけで気持ちがこころよくなります。後ろに見えるのは六月八日さんと作ったスワッグ。自然の仲間!笑

こんにちは。てならい堂スタッフのリムです。

木に咲いた花が散り小さな芽が出て、だんだんと緑が濃くなっていく季節です。もうすっかり夏の手前ですね。この頃にはあちらこちらに咲いているさまざまな植物を見て想像力を膨らませます。「これで草木染めできるかな?花と同じ色に染められるかしら」と。

以前 石徹白洋品店さんの「よもぎ染め」ワークショップの時に、「マリーゴールドや桜でも染めることができるよ」と教えていただきました。ただ、草木染めって毎年取る材料のコンディションや染める時期などによって同じ種類だとしても全然違う色に染まる場合があるんですよね。もちろんそれが草木染めの醍醐味なんですけどね。

ワークショップ後、どんな材料で草木染めができるか調べる時がありました(結構ハマっちゃって笑)。春になるとよく見かけるミモザでも、黄色い花がかわいいタンポポでもできますと見つけた資料には書いていました。そしてその他にも花ではないけれど、玉ねぎとか、栗やあずきでもできるみたいですね。見た目の色と違う色になる材料もあるので、また想像できないのが面白いポイントです!

草木染めをやっている仲間に会える時には、「最近何で染めた?」とか、「この間、桜で染めたら去年とぜんぜん違う色に何ったの!」とか草木染め情報を交換したりします 笑。染めに正解もないし、なんだかゆる〜い遊び方だなと思えてすごく楽しめるんです。

もちろん、小さなハンカチを染めるのではなく、大きいものを染めようとしたら、その時には実際に草木染めでモノづくりをされているつくり手さんたちの手間や苦労を体感できます。でもそうしてできた染め物は当然体に触れても触り心地も良く、目も疲れない発色でやはり癒されます。見て触って感じるだけではなく、同時にその季節に会える草木で自分の生活を彩ることで自然と常に共に生きる感覚を持つことが私にはとても感動的で、やってよかったと思いました。

初めには「草木染め」という技法を知り、つくり手とつながり、仲間が増え、そして自然と共に生きることについて気づく。毎日頑張って生活した自分の体をほぐしてくれるモノとの暮らし、ひとつひとつ違う表情を持つ染めの世界のおかげで自分の暮らしはたくさんの気づきでいっぱいになりました。これは私に限っての変化、気づきで、多分どのつくり手さんとどういう体験をするかによってそれぞれ違う世界に会えるのではないかなと思います。

みなさんも草木染めの世界に足を踏み入れてみませんか?もちろん他の世界でもいいですよ!今日は近所を散策して近いところでつくり手とつながってみてください。きっと、自分の暮らしにたくさんの変化がありますから。


2)実際に“つくり手とつながって”みる

・六月八日 – 陽が差す森の、クロモジの香りづくりワークショップ

マンションや高いビルがたくさんの都会、電車や車が通る音が聞こえる部屋の中。都会にいるとなかなか自然を感じることが難しいように思います。でも、私は寝る前や気分を変えたい時に、お香をたてたり、アロマディフューザーを使って香りを変えたりします。自分が立っている場所は変わらないけれど、香りを通じてまるで自分が森の中にいるような気分にもなるし、それで少しは疲れも取れて元気になるのです。そして他の香りでもなく、自然の香りを嗅いで癒されるのを見ると、「やっぱり私たち、自然の一部なんだー!」と思うのです。

六月は梅雨の時期で、水をたくさん浴びて、春から頑張って成長し続けた植物が最も美しく輝く頃と言われます。「六月八日」さんは森が一番イキイキとするその時期を常に想いながら、丁寧に森で採れた自然素材を蒸留した、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を作っています。

いつも大好評の六月八日さんのワークショップ、今回は「クロモジ精油」を使って「オーデコロン」、「枝と花入り ロールオン」、「森のバーム」を作ります。同じ精油を使用しても、作るアロマによって香り方が変わるので、初めての方も、以前参加された方でも楽しんでいただけます。

大分県耶馬渓で林業を営む久恒山林さんと東京でつながり、大分の集落や里山での日々や自然素材、作り手の想いなども直接聞けるとても良い機会だと思いますので、ぜひご参加くださいね!

(※5月12日(木)まではサポート会員優先期間となります。)

【てならい】陽が差す森の、クロモジの香りづくりワークショップ

【かいもの】六月八日のエッセンシャルオイル&芳香蒸留水


正次郎鋏刃物工芸 – 研ぎの技術を学ぶワークショップ

普段使いの包丁を、「切れ味の良い包丁」にする技を学んでおきたいなーと思ったことないでしょうか。てならい堂では日本刀製造の流れを汲む打刃物工房の六代目職人、石塚祥二朗さんから、包丁を使い続ける「研ぎの技術」を学ぶワークショップをご用意しました。

包丁と言っても種類もサイズも様々ですし、使われている素材も違いますよね。だから用途に合わせて、種類の違う包丁を何本か持っている方も少なくないと思います。だから今回はご自宅にある包丁をご持参いただき、研ぎ方をつくり手さんに見てもらいます。つくり手さんにしっかりと教わるのでご自宅でもひとりでもうまく研げるようになりますよ。

今回は砥石を使って研ぎ方を学びますが、ご自宅で使われる研ぎ器などの使い方などについても教えていただきます。包丁を知り、研ぐための道具を知り、それぞれに合った研ぎ方を知ることで、一味違う切れ味が実感できます。

今回のワークショップと診断会は既に満席となりましたが、包丁の診断会は追加募集予定ですので気になる方は次回開催通知へご登録くださいね。

また、当日は正次郎鋏刃物工芸さんの包丁やハサミの販売会も開催します!ご予約不要なのでぜひふらりとお立ち寄りください。

【てならい】使い続けるための”研ぎの技術”を学ぶワークショップ 

【てならい】包丁、ハサミの“診断会”開催します


・qivaco – はじめての園芸

古き良きの街、神楽坂にあるひみつの小店(てならい堂)のご近所には、古民家園芸店「qivaco-キバコ」という、とっても魅力的で植物に詳しいオーナーのみのりさんの、お花や植物に溢れる園芸店があります。

今回はqivacoのオーナーみのりさんと、園芸をもっと身近に感じられて生活に取り入れられるようなワークショップを一緒に企画いたしました。植物は個体や育てる環境によって、育て方が何通りもありますよね。Webで調べてみても、それがお家の植物にとっての正解かどうかは難しいところ。折角購入したのに、枯らしてしまって、「園芸向いてないのかな…」と諦めてしまっている人もいるのではないでしょうか?

このワークショップでは、初めての方でも、土、水やり、草花、剪定など、植物との関わり方や、一緒に暮らす方法などを、体験を通じてしっかり学べます!木造の魅力的空間で植物に囲まれながらみのりさんと植物についてたくさん話せるよい時間になると思いますよ。

今回は既に満席になりましたが、ご興味のある方はぜひ次回にぜひご参加くださいね。

【てならい】園芸店に教わる、「はじめての園芸“店”ワークショップ」


3)“つくり手とつながる”について考えてみる集まり(てならい365日のススメ)

いかがでしたか。みなさんも一度、つくり手とつながるということについて考えてみませんか?意外な発見があると思いますよ。

この3ヶ月、暮らしにある道具やモノを見つめてみて、つくり手さんと仲良くなりたいと思います。てならい堂ではそうやって自分の生活を見つめ直してみる機会を、「てならい365日」と名付け、皆さんにオススメしています。会場は自宅ですし、参加者は今日はおひとりですけれども、これだってひとつのワークショップと言えると思います。

やり方はとても簡単。ノートを用意して、テーマについて書き出してみる、以上です。けれど騙されたと思って書いてみてください。書き出された文字を見ていると不思議と次々と新しい考えが思い浮かぶものです。

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思うんです。そして、はっ!とした気づきがあったら、ぜひてならい堂に共有してください。メールでもいいですし、てならいに参加した時やひみつの小店に来た時に、そっとスタッフへ教えてください。あるいは3ヶ月ごとに開催する「みんなのアイデア共有会」で一緒に話し合いませんか。

もしかすると同じワークショップに参加した人も、実は自宅でてならい365日に取り組んでいる仲間で、お互いに共感できるかもしれませんよ。

よーし、ちょっと考えてみようかな。と思ったあなた。今回は、「時間をかけて暮らす」を考えるにあたり、まずはてならい堂が提案するお題をご参考にしてみてはどうでしょう。

365日では新たに日々の事ごととして「お題」をアップしていきます。それをみてやってみたいな、と思うものがあれば是非やってみてみてくださいね。365日のインスタグラムでもアップしてます。こちらもどうぞよろしくお願いします。
てならい365日インスタグラムはこちらから


やってみて、どんなことでも結構ですので、気づいたことをノートに書き出してみてください。どんなノートでも構いません。構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。

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ノートの購入はこちら


さて、色々と「つくり手とつながる」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

今月はスタッフのまきちゃんが”つくり手とつながる”についてコラムを描いてくれました。彼女の木彫りのクマを彫る話やクマを彫るつくり手、さらにはクマを彫る彫刻刀のつくり手の話。ぜひ覗いてみてくださいね。

お話しはこちらからどうぞ👉つくり手とつながる:熊を彫る

「つくり手とつながる」のテーマの始まりである4月。何かスタートするにもいい時期でもあると思います。これからてならい堂と一緒に3ヶ月間時間をかけて暮らすについて考えてみてはいかがでしょう。

今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にて随時このテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからをご登録くださいね。

「こんなことも知りたいよ」みたいなご要望あれば遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください。

今月も皆さまのご参加をお待ちしています。てならいの会場で、ひみつの小店(神楽坂)で、色々とお話ししましょう!

時間と手間がかかったモノ
安心して長く使い続ける日々
つくり手と出会うと
たくさん知って、学んで、気づく
暮らしが豊かになる