買った時のような切れ味と仕上がり感が欲しい方に。

打刃物工房の六代目職人石塚祥二朗さんに、ご自宅で使っている包丁や鋏(ハサミ)を見てもらう診断会を開催します。

診断会なので、見てもらうだけでもOKですし、包丁ならその場で研ぎ直してもらえます。

普段は自分で研いで使っている包丁も、年に一度はプロに見てもらい、研ぎ直してもらうと更に長持ちしますよ。

自分で研いでも納得のいく仕上がりにならなくて困っている方、裁ち鋏などのハサミの切れ味が気になってきた方、この機会に石塚さんに見てもらって、研ぎ直ししませんか。

当日は、自分で包丁を研ぐ技術を手に入れたい方のための、研ぎ方を学ぶワークショップも同時開催中。気になる方はぜひこちらもご覧ください。「使い続けるための”研ぎの技術”を学ぶワークショップ」

正次郎鋏刃物工芸の石塚祥二朗さん。

正次郎鋏刃物工芸の石塚祥二朗さん。

そもそも研ぎ直しって何?という方もいらっしゃると思うので、簡単に説明を。切れ味が気になってきた包丁やハサミなどの刃物を、手研ぎと機械を用いて、切れ味の良い状態へと回復させることを言います。

研ぎ“直し”という言葉の通り、できるだけ元の状態に近い仕上がりに戻すことで、使い慣れた刃物を、使い勝手の良い状態にするプロの技術です。

包丁は、その場で研ぎ直してお渡しできますが、刃が欠けていたり、柄の直しが必要だったりするものは、預からせて頂く場合も。ハサミ類も、種類や状態によって預からせて頂くかどうかの判断となります。

裁ち鋏などのハサミ類は、包丁と違って2枚の刃が重なりあって切れる構造になっているため、それぞれの刃の角度調整も必要になり、一段と技術が問われる作業となります。

ハサミを作ることができればどんなものでも作ることができると言われるほど、高い鍛造技術が求められる中、石塚さんは全国でも数少ない、ハサミも作れる鍛冶職人。

裁ち鋏も包丁も、プロが憧れる道具を、受け継がれてきた技術で作り続けています。

成田市にある石塚さんの工房には、裁ち鋏ができるまでの工程を、実物で展示しています。

成田市にある石塚さんの工房には、裁ち鋏ができるまでの工程を、実物で展示しています。

研ぎ直しの金額は一本あたり2,200円税込。刃の大きさによって金額は変わります。和包丁は、柄の直しもできますよ。裁ちバサミはもちろん、その他のハサミの研ぎ直しもやってもらえます。(詳細な金額は、次のページでご確認ください)

どんな包丁でも、ハサミでも良い。まずは見せてください、と石塚さん。なんだか、見てもらうだけで道具がいきいきしそうな気がしませんか。

研ぎ直すより、買った方が安いし早いかもと躊躇う方もいるかもしれません。けれど、使い慣れた道具を長く大切に使うことで、その期待に応える道具に育っていくのだと、てならい堂は考えています。

当日は、石塚さんが作られた包丁や裁ち鋏の展示販売も行う予定。見にくるだけでもOKですよ。気になる刃物は持ってきてみてください。皆さんのご参加をお待ちしています。

 

 

※3月22日(金)10時迄はサポート会員優先申し込み期間となります。

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