てならい堂では自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらにさらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。

2022年 秋のテーマは「捨てない生活」です。

今年も残りわずか。一回立ち止まって生活を見つめ直し、暮らしをすっきりするのにちょうど良い時期かもしれません。

整理整頓するために何かモノを新しく手に入れたり買い替えたりするよりも、捨てずにより良い生活を過ごすために工夫することも丁寧な暮らし方の一つではないでしょうか。この秋はぜひてならい堂と一緒に「捨てない生活」について考えて、実践してみませんか?

「捨てない生活」を考えるために、
  てならいに参加してみる。
  てならい堂(ひみつの小店)に遊びに来てみる。
  自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、皆さんも自分にとってのこころよい生活を探してみましょう!

 「捨てない生活」11月の話題。

1)こころよく暮らすためのもう一つの方法

2)実際に“捨てない生活”を取り入れてみる

・包丁、ハサミの”診断会”開催します。

・ニットの「染め直し」ワークショップ。

・DANBOLOOM スターターキット

3)みんなでジャーナリング〜自然の素材を取り入れる編〜(てならい365日のススメ


1)こころよく暮らすためのもう一つの方法

にっぽん てならい堂がこころよい生活をつくるために季節ごとに提案しているテーマ、この秋は「捨てない生活」です。さて、捨てない生活をとりあえず説明してみようと思い「捨てない」こととはなんだろうと、考えてみました。そうすると、
・言葉通りに何も捨てない、つまり新しいものは何も手に取らないこと
・あるいは消耗品の種類を変え、繰り返し使えるものに置き換えてみること

この二つが思い浮かびました。これ以外には捨てない生活を日常で取り組む方法がまだないかな・・と思った時に、ふとお部屋に飾っているのれんが目に入りました。「あののれん…友達から譲ってもらったんだよな」あ!!そうです。譲り受けることも捨てないことのもう一つの方法なのかも!

地元に帰ることになった友達が部屋を片付けながら、いらなくなったけど捨てるのにはもったいないと思った物を一部私が譲り受け、その時の”のれん”が今私の部屋に飾られているのです。私もずっとのれん一つほしいなと思ってはいたんですが、なかなか気に入るものが現れなかったところに、奇跡的に巡ってきたのれんだったのです。

部屋にも馴染んで、まるで前からずっとここにあったような自然な感じがするし、さらにこののれんをくれた友達を思い出せるものでもあって、とにかくお気に入りのものなんです。

お気に入りで、会いたい友達のことを思い浮かべるモノでもあって、思い深いモノ。捨てないことは、このように、私の暮らしと共に時間や思い出が積み重なる大切なものがどんどん増えるということではないでしょうか。新しいものがくれる新鮮さはとても気分転換になるけど、長く付き合った親友のように安心感があって、思い出のたくさん詰まった長持ちしているモノとの暮らしには、きっと新しいモノには敵わない楽しさがあると思います。そして今回この文章を書きながら、譲り受けることはその楽しさが味わえるもう一つのの方法かもしれないことに気が付きました。

この秋、皆さんもぜひこころよい暮らしを求め、いろいろ実践してみませんか?12月には皆で集まって話し合うジャーナリング会も開催しますよ。詳しくは下のリンクよりご覧くださね。

■【てならい】みんなでジャーナリング〜捨てない生活編〜


2)実際に“捨てない生活”を取り入れてみる。

・包丁、ハサミの”診断会”開催します

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美味しいご飯を作るために毎日働いている我がハサミや包丁。切れ味が気になってきたら自分で研いだりしてはいますが、研ぎ直しがいまいちで、うまく正しく研げたのかなと不安になる時があります。そんな時はプロの人にみてもらうのが一番いいですよね。そこで、今回ご紹介するのは「包丁。ハサミの診断会」です!

去年から好評の包丁作りワークショップ。いつもお世話になっている打刃物工房の六代目職人石塚祥二朗さんに、ご自宅で使っている包丁やハサミを診てもらったらいかがでしょうか。ご自身で研いで使ってるものを直接プロが診断し、研ぎ直してもらうと、買ったばかりの時の切れ味や仕上がりがまた味わえますよ。

気になる方はぜひ下のリンクより詳細をご覧ください。診てもらうだけでもOKなので、気軽にぜひ!

■【てならい】包丁、ハサミの”診断会”開催します

・ニットの染め直しワークショップ

手触りも良くて、暖かくて、気に入ったあのセーター。しかし、数年前フックに引っかかって穴ができてしまったので、その穴がとても気になる…そして汚れも目立ちすぎる…悲しい。でも捨てたくはない!大好きなセーターで、着れないのに未だに捨てずに大事に仕舞ってある。そんな洋服を皆さんも何着か持っているのではないでしょうか。

生活の中で、大事にしていた周りのモノを長持ちできるように、たくさん工夫して暮らしたいです。たとえ形を変えることになるとしても。それで今回、てならい堂がご用意した体験は毛糸の染めワークショップです。セーターやマフラーをそのまま染め直して色だけを変えてみるのもいいけれど、全て解いてその毛糸を染め直す体験です。

染め直した毛糸で違うモノを編んで、変身させてみるのも良いかもしれませんね!毛糸の衣類をお持ちの方はぜひチェックしてみてくださいね。

■【てならい】ニットの『染め直し』ワークショップ


・DANBOLOOM スターターキット

好きだったけど着れなくなった洋服、可愛くて取っておいたハギレ、ボロボロになった手ぬぐいなど。これらがモノというよりも思い出の塊のように見える時ってないですか?

用途もなく眠っていた布を集め、組み合わせによって全く違う表情を持つ可愛らしいものに生き返らせてみませんか?鍋しきや鍋つかみにしたり、ランチョンマットを作ってみるのも良いかもしれませんね。

てならい堂でご用意しているDANBOLOOMはダンボール織り機で、手軽に裂き織ができるタイプのキットです。入っているダンボールを手順通りに組み立てて簡単に織り機が完成します。中にはヨコ糸、タテ糸もも入ってるので、到着したその日からお持ちの布と組み合わせて作ってみてくださいね。

■【かいもの】DANBOLOOM スターターキット


3)みんなでジャーナリング〜捨てない生活編〜(てならい365日のススメ)

いかがでしたか。みなさんも一度、「捨てない生活」ということについて考えてみませんか?3ヶ月間気が向いてる時に少しずつ考えてたり記録してみることで意外な発見があると思いますよ!

この3ヶ月、捨てない生活に目を向けながら過ごしてみようと思います。てならい堂ではそうやって自分の生活を見つめ直してみる機会を、「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングを皆さんにオススメしています。

やり方はとても簡単。ノートを用意して、テーマについて書き出してみる、以上です。けれど騙されたと思って書いてみてください。書き出された文字を見ていると不思議と次々と新しい考えが思い浮かぶものです。

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思うんです。そして、はっ!とした気づきがあったら、ぜひてならい堂に共有してください。メールでもいいですし、てならいに参加した時やひみつの小店に来た時に、そっとスタッフへ教えてください。あるいは3ヶ月ごとに開催する「みんなでジャーナリング」で一緒に自分の事を書き出してみましょう。

もしかすると同じワークショップに参加した人も、実は自宅でてならい365日に取り組んでいる仲間で、お互いに共感できるかもしれませんよ。

よーし、ちょっと考えてみようかな。と思ったあなた。今回は、テーマを考えるにあたり、まずはてならい堂が提案するお題をご参考にしてみてはどうでしょう。

365日では新たに日々の事ごととして「お題」をアップしていきます。それをみてやってみたいな、と思うものがあれば是非やってみてみてくださいね。365日のインスタグラムでもアップしてます。こちらもどうぞよろしくお願いします。
てならい365日インスタグラムはこちらから


やってみて、どんなことでも結構ですので、気づいたことをノートに書き出してみてください。どんなノートでも構いません。構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。

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ノートの購入はこちら


さて、色々と「捨てない生活」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

テーマに取り組んでから3ヶ月。みなさんの「捨てない生活」についてぜひご感想もぜひ聞かせてください。

今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にて随時このテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからをご登録くださいね。

「こんなことも知りたいよ」みたいなご要望あれば遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください。

今月も皆さまのご参加をお待ちしています。てならいの会場で、ひみつの小店(神楽坂)で、色々とお話ししましょう!

つい買ってしまった余計なモノは
心が疲れてしまうから
いつものモノを大切にしたい
思い入れのあるモノとの生活は
きっと毎日の楽しみにつながる