こんにちは。

てならい堂スタッフの大石です。

金継ぎ教室もいよいよ大詰めを迎え、6回目ではお楽しみの粉蒔きの作業を行いました!

今回は金の他に銀仕上げを選ばれた方もいたので、色々な仕上げが見られそうで楽しみです。

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前回の塗りの表面を削って整えたら、最後の塗り作業をしていきます。

粉の隙間から見える下地の色によって仕上がりが若干変わるのため、粉に合わせた漆を塗ります。

金紛の場合は弁柄漆、銀や錫の場合は黒呂色漆を塗ると良いそうですよ。

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ここで塗り残しがあると仕上げの粉が乗らないので、きわきわまで注意深く塗ります。

先生にチェックしていただいてOKをもらったら、少しおいてから粉蒔きをします。

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粉蒔きは、真綿と毛棒を使って行います。手順は次の3ステップ。

①真綿で撫でる/毛棒で振りかける

②周りの粉を寄せて集める

③上っ面を撫でる

漆は乾いていませんから、撫でるときの力加減にはお気を付けくださいね。

真綿

真綿

毛棒

毛棒


こちらの器は欠けの箇所が多く、触らないように作業するのが大変そうでした。

金仕上げ

銀仕上げ

銀仕上げ

今回からの”しっかり金継ぎ教室”では、磨きの作業を行いますので、これまでと使用している金紛・銀紛の種類が異なります。

磨くことで輝きが出ますので、この段階ではマットな質感ですね。

金紛はきな粉、銀粉は真っ白い粉のような感じ。。ここからどう変わるのか楽しみです!