こんにちは。

てならい堂スタッフの大石です。

気づけば12月も後半ですね。もう1年が終わりるなんて信じられない!と毎年言っている気がします。

年々1年が短く感じるようになってきましたが、生きてきた年数が増えるにつれ相対的に1年が短くなってくから、そう感じるみたいですね。(ドラマ情報)

 

さて、今年から始まった松本先生の金継ぎ教室も、早いもので2周目も終わりにさしかかりました。

今回は7回目の様子をご紹介します!

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優しく丁寧に教えてくれる松本先生。

7回目は「粉固め」の作業。前回粉蒔きをした上から、生漆を塗ってコーティングをするもの。

漆で固めることで、金属粉仕上げは持ちが良くなるのです◎

余分な生漆はウエスで拭き取って、今日の作業は終了です。

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さて、7回目の今回は「おさらい」の回でもあります◎

これまで習った工程を、先生にデモンストレーションしていただきながら一通り説明いただきました。

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こちらは上新粉でつくった米糊。

そんな中、生徒さんから「接着に使う「糊漆」は腐らないのですか?」という質問が出ました。

先生曰く、腐ったということは聞いたことが無く、漆の力で水分がしっかり乾く+漆の殺菌効果で腐らないのだそうです。(とはいえ、冷蔵庫等で糊漆だけをそのまま保存すると腐ります。乾かす、ということが大事。)漆の力、すごいですね~

小麦を練るとパン生地のように!

小麦を練るとパン生地のように!

また、米糊の代わりに小麦粉を使った「麦漆」の作り方も教えていただきました。糊漆に比べて、乾くのがゆっくりなので、接着の作業が余裕を持ってできるようです◎(松本先生も普段は麦漆を使うことが多いとのこと。)

「漆の仕事には食品が使われることが多いんですよね。」、と松本先生。

中には豆腐を使う技法もあるそうです!あんなに水分の多い豆腐でも、漆と組み合わせると腐らずしっかり乾くの、不思議です。。

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粉固めした器は、次回に向けて乾燥させます!

最終回も仕上げの作業があるので、それはまた次回に。