【てならい後記】直線裁断でシャツを一着仕立てる。 “越前シャツ“ワークショップ@オンライン<1回目>
こんにちは、てならい堂スタッフのひのです。すっかり朝晩は肌寒くなってきましたね。分厚い毛布、そろそろだそうかなと思う今日この頃。みなさんも風邪などお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、先日、石徹白洋品店さんから教わる越前シャツづくりワークショップをオンラインで行いました!こちらは全5回の連続講座。今回は、その第1回目でした。
全国各地、愛知や長崎、中にはアメリカからも・・・!手縫い好きな人たちが集まりました。
初回ということで、まずは石徹白洋品店さんのある石徹白という地域について、お店について、今回みんなで一緒に縫っていく越前シャツについて、店主の平野さんからスライド交えて紹介いただきました。
石徹白には白山信仰の文化があります。その白山信仰を伝える宣教師”御師(おし)”という人たち。彼らは、白山の夏の時期、修験者たちの案内のために道を綺麗にする整備を結で行ってました。上記写真はその当時のものです。
写真でチェック柄のシャツを着ている人がいますが、これが当時の越前シャツだそうです。結の際にシャツを仕立ておしゃれして参加してたんですって。もともと男性向けのシャツである越前シャツ、おしゃれな上に、とても動きやすい。そんな当時から着られていたシャツを現代版にアップデートしたものを、今回のワークショップではつくっていきます。
お話を聞いた後は、早速作業開始。今回の目標はシャツを縫い始める前の裁断まで。必要なパーツを揃えていきます。
事前にみなさんにはアンケートで寸法を聞いてましたが、着丈がちょっと短めの人もいたので、もう一度講師の方から正しい測り方を確認しながら、自分に見合ったサイズを間違えないようだしていきました。
石徹白洋品店さんが実際に販売用としてサイズ展開している1-3サイズを基準に、袖を短くしたり着丈を長くしたり、お好みのものに調整していきます。
サイズが決まったら、チャコペンで布に線を書き入れていきました。こちら、みなさん黙々と作業。床や机に広げて作業しているため、みなさん一時画面から姿が消えることも・・・。笑
布を実際に切る前に、講師の方にチェックしてもらいOKがでたら裁断へはいります。ここがシャツづくりの肝でもあるので、慎重に確認しながら進めていきます。
つくるのはシャツなので、衿がついてます。その衿も、テキストに載っている型紙に沿って切っていきました。今回の作業はここまで。
採寸、裁断・・・。侮ることなかれ。間違えがないように慎重に進めていくので結構時間がかかりますし、みなさんも緊張の連続だったと思います・・!おつかれさまでした!
次回はいよいよ縫い始めていきます。今回切り出したパーツをなくさないよう、次回持ってきてくださいね!笑