こんにちは、スタッフのてんです。

日本の手仕事ってやっぱ素敵。江戸より継がれてきた『つまみ細工』
今回も多くの方にご参加いただきました。
色とりどりで、布がこんなに立体に華やかになるんだから、すごいですよね。


それでは、早速レポートしていきます♪
教えてくれたのは、前回からお世話になっている津山先生。ほんわか、笑顔が素敵な先生です。
元々は宮中の女性の手仕事だったつまみ細工。お家に帰ってからも手作りできるように色々教わっていきましょう!

今回参加してくれた皆さんは、つまみを知っていたけどやったことなくて挑戦したい方や、本で見てしたけどよく分からず習いたいときてくれた方、娘さんの成人式にお花を作りたいなどそれぞれの想いのもと参加してくれました。

最初は先生よりつまみのお話をしつつ、お道具の説明。
そして今回は、お道具の糊板が前回からバージョンアップしました。
前回はお家でもできるように、皆さんが手に入れやすい牛乳パックでしたが、今回は先生が木の板を用意してくれましたよ。

ただ、木板は使ったらすぐ乾かして保管しないと、木の反りが出たり、カビたりと手入れが大変。(まな板もそうですよね。)
なので、今回は糊板にビニールを貼って、その上に糊を載せました。ピッチリ張ったビニールなので、使いづらさなく皆さん糊板を使ってもらえたかと思います。

前回同様、糊を板にのせる作業。厚みと水平さを均一にしていきます。
慣れない最初は難しいもの。木板にスイスイ〜っと感覚を掴むには何度もやるしかないです。

糊ができたら、つまんでいきます。今回も基本の「き」の丸つまみ。
基本の『丸つまみ』でボリュームたっぷりな2段のお花作りをしていきます。

先生が大きい布を見本にしてつまみかたを教えてくれます。
工程は数工程なんですが、手の動きがこっちあっち、手を緩めないなど、ポイントが実は凝縮されているつまみ細工。

先生のを見ながら、じっくり皆さん進めていきます。「最初はぶかっこうでも手を動かすこと。数をこなすこと。」
細かいところに気を取られると進めなくなるので、最初はつまみの数をこなし、つまみ方を覚えることと先生は言います。

先生を見ながら実践です。

手が覚えてくると少しづつ、ポイントポイントがわかってきますよね。そのために、細かいことは気にせずに数をつまんでいきます。皆さん、最初より後半のつまみはどんどんうまくなって感覚を掴んでましたね。花弁ができたら、台座に乗せていきます。配色を自分に好きに決めれるので、同じ青系を選んでも1人1人違う作品が出来上がるのが楽しいところ。

おおよそ完成した後半、お家で実践するように、生地や糊のお話、お家で使う道具のお話もしていただきましたね。いいお道具を使えば、やりやすいのはもちろんです。でも、一番は使い続けてやりこなすこと。
手馴染みのいいものを使うことと先生からお話がありました。

つまみ細工は元より、着物を解いて次の命を吹き込む手仕事。暮らしを彩る工夫。
あるものを素敵に活用していく。そういった日本人の心意気も受け継いで楽しんでいただけたら嬉しく思います。

さて、みなさん素敵な作品が出来上がりましたね!!


終わりにやってみた感想を。「作るのは楽しいけど、つまむのは大変でした。」「糊をふく(慣らすこと)のが難しい。本だけでやろうと思ってたが、実際にやてみてよかった」「お店で売っているものがいかに綺麗で大変か実感しました。」とのお声をもらいまして、楽しさと繊細な作業を体験していただけてよかったと思います。
今回も和気藹々と結びました。先生ご参加の皆さまありがとうございます。

来年は次のつまみの技法:『剣つまみ』を春頃に開催予定です!!
お楽しみに!!