「ゆっくりすすむ」を考える、11月のてならい堂。

こんにちは。スタッフのまるです。
寒さが本格化してきましたね。先日、地元埼玉の農場にお邪魔してきました。無農薬の循環型農法で野菜を育て、にわとりも300羽ほどいる皆農塾。
土は地域とつながっているでしょう、と足元の畑からはるか遠くを指を差すのは、農場長であるけいこさん(写真奥)。ていねいに農場を案内してくれました。
今年の酷い暑さの影響、その影響からアライグマや虫などに食い荒らされ、過去30年で一番野菜の出来が悪い。お見せするのが恥ずかしいですが、リアルな畑を見てください。と悲痛な現状も語ってくれました。
それでも、数が少ないのに煮て出してくれた枝豆は甘くて美味しいし、にわとりも温かい卵をたくさん産んでいました。
ご近所さんから自分は育てられないから、と庭の種を預かって育てる。農業を学べる研修制度もある。畑を見たいという方はいつでも歓迎する。苦労も多いだろうに、それでも”みんな”を受け入れる農場。本当の意味でのオープンファームを体現している場所でした。
2025年 11月のテーマは「ゆっくりすすむ」です。
「ゆっくりすすむ」を考えるために、
てならいに参加してみる。
てならい堂神楽坂ストアに遊びに行ってみる。
自身の生活の中で見つめ直してみる。
それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか?
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「ゆっくりすすむ」を考える、11月の話題。 ・京都の座布団屋さんで、マイ座布団綿入れ体験。《2025年秋の会》 ・「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ2025 |
1)自分でペースを調整する。

石川県金沢市の鈴木大拙館に行きました。ここはゆっくりすすむ前に、一旦立ち止まる、を設計していました。
先月の五行詩では、ゆっくりすすめたいもの、ゆっくりでしかすすまないものってなんだろう?を考えました。
そこで浮かび上がってきたものは、時間をかけたいと思う自分の中で大切なものですよね。
今月は、そのペースは果たして誰が決めているんだろう。を考えたいと思います。
社会的風潮や流行り廃り、身の回りの環境、話している相手など。無意識にペースを持っていかれて、あの言動になったのかも。と、ふと感じることがあります。
自分の判断軸をもってペースを調整する。コーヒーを飲む、この香りをかぐ、この道具を使う、のような調整のためのスイッチを持っている方もいますよね。
すすめるスピードはちょうどいいかな。自分はちゃんと選べてるかな。
2)生活の中でテーマについて考えてみる
・京都の座布団屋さんで、マイ座布団綿入れ体験。《2025年秋の会》

座布団って、わたをその形に形づくってから入れ込んで作られるんですよね。京都の座布団屋さんを舞台に、マイ座布団の綿入れと、座布団の仕上げの工程を体験できるワークショップです。
昔は一家に五枚あった座布団ですが、座布団の無い家も増えていますよね。
洛中高岡屋の職人さんに教わりながら、座布団に自分でわたを入れてみるという体験を通じて、改めて日本の文化を見つめ直してみませんか。気づくことはたくさんあると思いますよ。
■京都の座布団屋さんで、マイ座布団綿入れ体験。《2025年秋の会》
・「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ2025

”森”そのものをつくってもらいたい、そんなワークショップをご用意しました。
毎年ご好評いただいている、森の恵みをふんだんに使ったスワッグ(壁飾り)づくりです。
素材を提供し、一緒に開催してくれるのは、大分県の耶馬渓で生まれたアロマブランド「六月八日(ろくがつようか)」。このワークショップのために、六月八日のスタッフさんが開催直前に耶馬渓の森に入って、送ってくださる贅沢な素材たち。
つい数日前まで森にいた植物たちの香りを、素敵なスワッグとして、飾ってみませんか。
■「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ2025
・天然杉に触れる、秋田の手しごと。曲げわっぱのお弁当箱づくり。

曲げわっぱのお弁当。そう聞くだけで、こころがほっこり、食べる前から絶対においしいって思えるのは、どうしてでしょう?
いつも大人気、曲げわっぱのお弁当箱をづくりを体験できるワークショップ。今年も開催です!
教えてくれるのは、秋田で曲げわっぱを作って20年以上になる<曲げわっぱ工房 E08 (いーわっぱ)>の伝統工芸士・仲澤恵梨さん。
つくるのは、仲澤さんもこだわる天然杉をつかった<無塗装>の曲げわっぱです。無塗装の良さは、とにかくごはんがおいしい!ということ。お米も冷めてももちもち。
■天然杉に触れる、秋田の手しごと。曲げわっぱのお弁当箱づくり。
3)てならい365日のススメ

いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、テーマについて考えてみませんか?てならい堂では、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。
やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。
騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら)

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。
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「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。
また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しいです!(詳しくはこちら。)
テーマに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。
今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの現場で、神楽坂ストアで、色々とおはなししましょう。







