【てならい後記】繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。12月
こんにちは、てならい堂スタッフの加茂です。
ニットや靴下が大活躍する季節ですね。でも、毎年私は穴があいていく靴下に悩まされています…
着ているうちにどうしても起こってしまう、穴あき、擦り切れ、虫食い、ほつれ…お気に入りの服や靴下ほど、長く着たいけれど、擦り切れたり穴があく頻度も高くなってしまうもの。そのまま着続けるわけにはいかないけれど、捨ててしまうのもかなしい。
そんな時に役立つ、北欧の繕いの技術「ダーニング」。てならい堂では、しばらくオンラインで教室を開催をしておりましたが、今回は皆さま小店に集まっていただき、先生はリモート参加という、オンライン×対面の複合型にて開催いたしました。
講師は、クロシェター(かぎ針編み作家)の赤星友香さん。
初めにダーニングの流れを軽く説明してもらったあと、カメラ越しに実演してもらいながら、一緒に練習用の軍手を繕っていきます。今回は、スタッフとみなさんは対面ということもあり、網目なども気にしたより丁寧な方法で教えていただきました。
網目に沿ってうまく繕っていければ、仕上がりはもちろん綺麗になりますが、少しくらい斜めになったり、編みを飛ばしてしまってもだいじょうぶ。「伸ばして繕っているので、(ダーニングマッシュルームから)外してみると案外気にならず綺麗になっていますよ。」と赤星さん。
てならい堂で教えてくださる講師の方は、技術はもちろんですが、上手なことより「自分でやってみる楽しさ・素晴らしさ」みたいなことに気づかせてくれる方が多いな〜と思います。
基本の縫い方はとても簡単なダーニングですが、直すものに合わせて縫い方や糸の選び方などさまざまなコツがあります。
皆さんそれぞれ、想いのこもった直したいニットやデニムなどを持参してくださったので、それぞれにあった方法や糸選びなどのアドバイスもしていただきました。「糸選びがとても重要だな、と思いました。(服に)合う糸を探してみます。」と参加者の方。直したい服との相性や、伸縮性、目立たないようにしたいのか、装飾的にするか…など、いろいろ考えながら縫い方や糸を選んだりする時間も楽しそうです。
大きめの穴の修復方法の実演をしてもらいつつ、2回目を練習したり、気になった点を質問してもらったりしているうちに、終了時間に。「2回目の方がうまくできました!」と嬉しい声も。「2〜3回くらい練習するとずいぶん慣れて綺麗にできるようになるので、手が慣れたところでぜひ、お気に入りの服(のダーニング)に挑戦してみてくださいね。」と赤星さん。
みなさん、とても熱心にいろいろ質問したりメモを取ったりしていて、服への想いや、捨てずに長く着たい、丁寧に直したい、といったような想いが伝わってくる時間でした。お気に入りのニットやデニム、靴下、ぜひダーニングで復活させてあげてくださいね。私も今年は穴あき靴下を放置せず、かわいく繕ってあげようと思います…!
赤星さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
てならい堂では、ダーニングマッシュルームセットも販売しています。解説書もついているので、初心者の方にもおすすめです。家に篭りがちになってしまいそうな今年の冬。おうちでゆっくりお気に入りの靴下やニットを直してみるのもいいかもしれません。気になった方はこちらからどうぞ。
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