【てならい後記】漆で繕う、仕上げる。使い続ける漆器のメンテナンス教室 第2回
こんにちは、スタッフのくらです。この日は待ちに待った『漆器メンテナンス』教室の2回目!
(スタッフのわたしも、実は1回目から漆器のお直しに教室のメンバーとしても参加しています♪)
前回、みなさんそれぞれの<欠け>や<ヒビ>などのある漆器に、錆漆で破損部分をしっかり埋めていく作業を行いました。今回は、まずは前回の部分がちゃんとできているかのチェックから!

良い感じに、欠け埋まっています。
さて、今回はついにこの上から、自分のお直ししたいお仕上げの漆を塗っていきます。使う漆は、定番の弁柄や黒漆のほかに、教室では初めて、<白漆>の登場です!

右側のこの白漆は、てならい堂の金継ぎ教室ではいままであまり使ってこなかったのですが、最近登場し気になる存在。。!
白漆は、塗って乾くとやさしいクリーム色のような感じになり、金継ぎでは絵柄のあるうつわや、逆に白っぽいうつわなどになじんでいい感じになります。硬くなりすぎず、カジュアルな感じになるので、個人的にも白漆ってなんだかおしゃれ~!と好きな漆◎
ちなみに、弁柄と白漆をまぜると<桃色>の漆が出来上がるそうなので、いつかやってみたい!とワクワクしちゃいました。
さて、さっそく欠けやヒビ部分に重ねて縫っていきましょう。漆は乾いたらとれなくなってしまうので、ここは超集中の時間。。!
みなさん、それぞれ好きな色の漆で塗っていきます。

なかなか緊張の時間です。。

わたしはラインの感じが気に入るまでやり直してしまいました。。!

あえて大胆に白漆をのせていておしゃれ!破損の範囲が大きいので、仕上の感じもなかなか納得いくまでじっくり塗っていきます。。
できたら、来週までしっかりと乾かしていきます。
また、今回は<拭き漆>でメンテナンスする方もいらっしゃいますよ~!

お気に入りのお箸やスプーンがまた生まれ変わるなんて素敵。。
かわいい絵が描かれたスプーンなどもあって、上に生漆を塗りそれを拭きとっても下の絵が消えず、い~い感じになってました。仕上がりも楽しみ!
それにしても、実際手を動かして漆を扱っていると、本当にいろんなことが気になって先生への質問が止まりません(笑) なんでも教えてくれるまつも先生がいてくれて、どんどんいろんなことを知れてほんとに楽しい◎
今日はここまで。
次回の教室まで1週間しか開かないので、漆の乾き具合どうかな~~??と先生と話しながら終了しました。
さて、次回は最終回!みんなの生まれ変わった漆器、たのしみです~!







