てならい堂の『みんなの金継ぎ』朝のじかんは今日は3回目。午後のじかんは今日は2回目でしたね!みなさんいかがでしたでしょうか。

朝のじかんのみなさんは、今日は3回目の工程で、「欠けの下地調整」と約一ヶ月乾かした「割れの下地調整」でした。「欠けの下地調整」は前回と同様、糊漆とコクソ綿と地の粉でコクソをつくり欠けに埋めていきました。

「割れの下地調整」は、はみでた糊漆を取り除き、そこに砥の粉錆(とのこさび)をのせていきましたね。( 砥の粉錆は砥の粉を少しの水でなじませ、生漆と混ぜたものです。)この作業は糊漆で接着した箇所に目にはみえない隙間があるため、その隙間を埋めて強化するためです。また砥の粉と地の粉の違いは砥の粉の方が粒子が細かいこと。砥の粉をなじませる際のお水の量はほんの少量。お水をいれすぎると砥の粉錆の強度が弱くなってしまいますので気をつけてください。

ここで今日の工程のポイント。欠けの下地調整は、コクソを器の高さまで適度に盛ることです!(次回けずりますよー!)

午後のじかんのみなさんは今日は2回目の工程。「欠けの下地調整」コクソ塗りでした。割れは只今乾燥中です。コクソを盛った際にコクソ綿がうまく乗らず難しいとの声を多く聞きました。

ここで今日の欠け作業のポイント。コクソを一度に盛りすぎないことです。次回もコクソで埋めていきます。

今日はここまで。おつかれさまでした!

みなさんまた再来週おまちしております。

 

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コクソで欠け箇所を埋めていきます。

コクソで欠け箇所を埋めていきます。

はみ出た糊漆を彫刻刀で削っていきます。

はみ出た糊漆を彫刻刀で削っていきます。


みんなに人気の糊漆を削る作業!

みんなに人気の糊漆を削る作業!

砥の粉にほんの少量のお水を足して。

砥の粉にほんの少量のお水を足して。


ねこさんも元気になってきました。

ねこさんも元気になってきました。

コクソ綿の扱いが難しい。

コクソ綿の扱いが難しい。