【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2021冬~8回目~
こんにちは。
てならい堂スタッフの大石です。
昨年末から始まった金継ぎ教室も、いよいよ最終回を迎えました。
嬉しいことに桜が満開の日に重なり、会場から桜が綺麗に見えました!
前回は金属粉の上から漆を塗って、「粉固め」をという作業を行いました。
しっかり固まったところで、仕上げの磨き作業をしていきます。
チタンの粉やメノウという天然石など、様々な道具を駆使して磨いていきます。アマノ先生はシカの革や鯛牙(たいき)なども使うそうです!
どの道具を使うかによって金属粉の輝き方も変わってきます。
チタンの粉だと少しマットなきめ細やかな輝き、メノウだとギラっと強く輝きますよ。
少しずつ試してみて、自分の好みの仕上げを見つけてくださいね◎
強く磨きすぎると、金属粉が剥がれてしまいますから、やさしく少しずつ少しずつです。
無事磨き終わったら、器を集めて撮影会をしました。
みなさんお互いの器をじっくり見るのは初めてなので、器を囲んで質問しあったり、ぐるぐると回りながら写真を撮りあいました。
お互いに「素敵ですね。」と器を褒められると、とっても嬉しい気持ちになりますね。
きっとどの器も、壊れる前よりも素敵になっているのではないでしょうか。
金継ぎは直すだけでなく、お気に入りの器を新しい姿に生まれ変わらせてくれる楽しみもありますので、これからも続けていってもらえたら嬉しいです。
みなさん4か月間おつかれさまでした!