「みんなの金継ぎ」今日は「欠け」最初の工程のお話を。

下準備は「割れ」と同じく器を綺麗にしてよく乾燥させて、糊漆(のりうるし)をつくる工程までは同じです。

今日はのメインは、器の欠けの箇所に筆でテレピン入りの糊漆を塗っていく作業。テレピンを混ぜるのは、漆を器に吸い込ませやすくし、この後に塗る刻苧(こくそ)を食いつきやすくするための下地づくりです。

テレピン?日々の生活の中では中々耳にしない単語ですが。テレピンとは松の油で、絵を描くときにもよく使用されるそうなです。

糊漆にこのテレピン油を1:1の割合で注ぎ混ぜ、馴染んだら筆にとって器の欠けている箇所に塗っていきます。塗り終わったら少しおいて乾かします。(約20分くらい)

その間に使用した筆のおそうじを。意外に難しいのが、どの道具を、何を使ってお掃除するかです。最初は混乱しますが、がんばって覚えてくださいね。

今回は菜種油を使って、筆についたテレピン入りの漆をヘラで優しく落としていきます。漆が残っていると次に使用するときに筆が固まってしまうのでお掃除は必須ですよ!(筆は、必ず油でお掃除するということを覚えましょう!間違って他の灯油などで洗ってしまうと、筆が痛む原因になります)筆から漆が出てこなくなるまできれいにしたところで、作業していたガラスの板を、綿100%の布で拭き取ってお掃除します。(布に他の素材が入っていると、その素材が溶け出してしまう可能性があるそうです。使い古しの綿100%のTシャツなどを使用すると便利です。)

この後乾いているかチェックしてムロにいれて2~3日乾かします。湿度は大体20度、湿度は70%~80%くらい。前回の復習です。

次回は「欠け」の次の工程 刻苧(こくそ)をつくっていきますよ!お楽しみに!

みなさんも金継ぎの基本、いっしょに探しませんか?

まっさらな欠けの状態。

まっさらな欠けの状態。

テレピン!と言う名の松の油。

テレピン!と言う名の松の油。

 

 


よくみると透明のテレピンが入っていますよ!

よくみると透明のテレピンが入っていますよ!

テレピンを混ぜた漆を塗っていきます。

テレピンを混ぜた漆を塗っていきます。


筆のお掃除をしていますよ。菜種油で。

筆のお掃除をしていますよ。菜種油で。

欠け部分は見た目うっすら茶色になりました!

欠け部分は見た目うっすら茶色になりました!