【てならい後記】つくり手にならう、オンラインではじめての草木染め:2回目(最終)
皆さん、こんにちは。てならい堂スタッフのリムです。雨は降らないで蒸し暑い日々ですね。こんな時こそ皆さん水分しっかりとってくださいね。
引き続き、今日は草木染め第2回目の様子をお伝えします。一回目はよもぎでハンカチを染めましたが、さらに今回はその上に鉄屑を使って媒染します。前回の様子が気になる方はぜひこちらの記事をご覧くださいね。
鉄媒染は鉄屑と酢とお米の研ぎ汁を混ぜ、しばらく常温に置いて発酵させた液を使いますので、事前準備として皆さんにそれぞれご自宅で媒染液を作っていただきました。
おそらく皆さんのお家にある酢やお米がそれぞれ違うと思うので全く同じ色になるとは言い切れないですが、だからこそ染める日によってどんな色になるのかを楽しめるのがこの草木染めの醍醐味ではないかと思います。
さて、早速ですが染め作業に入ります!前回とほぼ変わりのない工程で染めていきます。新たにジャバラ状にハンカチを折り、紐で巻きます。
巻いたハンカチを鉄屑の染料に入れて泳がします。全体的に染まったら出して空気に触れながら間を開きます。よもぎ染めの時と同じく、この工程を3回ほど繰り返します。もちろん好みの色になってきたら2回でも5回でも大丈夫です。
媒染液に初めて入れて取り出した時にはあまり色が変わってなくて、「あれ?」って不安になって心配しましたが、しばらく空気に触れるようにしたら少しずつ色が変わってきました。(よかった…)
私もこのくらいで染め作業を止めようかなと思います。染める原料の量によって染められる色の濃さにある程度限界はありますが、色に正解はないのでぜひご自身の好みに合わせて進めていってくださいね。
では、取り出して、紐ほどいて、洗いましょう。
ドキドキしながら洗って開いてみたら、こんなに素敵なカーキ色に染まってました。これが私のハンカチの色味!さらに柄もよもぎ染めの時の柄とずれてなくて嬉しいです。よかったー!
うまく染められたからつい嬉しくて一人でニコニコしながら干します。笑
「よもぎのいい匂いがずっとしていて幸せでした」「また違う植物でワークショップがあれば参加します」と参加者の皆さま、てならい堂でも続けてまた違う植物で草木染めの体験を開催したいと思っておりますので、ぜひお楽しみにしてくださいね。
石徹白洋品店の諏訪先生、中村先生、参加者の皆さま、素敵な時間をありがとうございました!