こんにちは。てならい堂のゆづるです。
突然ですが、漆器って色々ありますよね。

これも漆器だし、

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これも漆器。

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今回のてならいで体験する漆器、拭き漆はこんな漆器です。

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木目が透けて、ちょっと飴のような艶があって、つい指でなぞりたくなるのが拭き漆の器の特徴。
日本に住んでいたらきっと一度は見たことがある漆器です。

拭き漆を体得したら、無塗装の木の器を見るのがより楽しくなりそう…

拭き漆の様子を生で見るのは初めてなので、アテンドもわくわくです!

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教えてくれるのは、てならい堂のスタッフでもある松本先生。拭き漆のほか、金継ぎ教室でも教えていますが、それ以外に自分で作品を作って展示に出展もされる先生です。

拭き漆はお家でもできるということで、必要な準備についても教えてもらいました。

拭き漆は塗る前に木地の表面を時間をかけて丁寧に整えていきます。

拭き漆以外の漆器や蒔絵などでも下地を整える工程はとても大切にされていますが、やっぱり何事も土台は大事なんですね。

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先生に時々具合を見てもらいながら、整えていきます。

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そこに漆を塗っていくと、塗り重ねるごとに色味を増して、どんどん表情が出てきて…

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「かっこいい!」「海みたいな模様ですね」など、参加者同士でお互いの器を見て感想が飛び交います。

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まんなかあたりに薄いすじ模様が出るのを「天の川みたい」と表現する方もいました。
この天の川模様、ほとんどの器に出ていたのですが、拭き漆するまでは見えませんでした。
塗って初めて見える模様。面白いですね。

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てならい堂での作業は、この一度塗りで完了。

あとは皆さんがお家で自分のペースで塗り重ねていきます。
何度重ねても良いので、もしも1年後くらいに持ち寄ったらきっとそれぞれの濃さや艶に仕上がっているんだろうなと思うと、それだけでちょっと楽しい気分になります。
気が済むまで塗って、My漆器を作っていってくださいね!

教えて下さった松本先生、参加者のみなさん、ありがとうございました!