【てならい後記】初めての「こぎん刺し」神楽坂で津軽の伝統に触れるワークショップ11月
こんにちは。スタッフの大石です。
寒さが本格的になってきた今日この頃。お家時間にぴったりな「こぎん刺し」ワークショップを開催しました。
教えてくれたのは、青森の五所川原で「こぎん刺し」を伝統を保ちながら、今の暮らしに馴染む作品を作られている、三つ豆の工藤さん。気さくで明るい性格の工藤さんは、話すと自然と笑顔になってしまうような、そんなお人柄です。
今回、パリへの出張前のお忙しい中、合間を縫ってワークショップを開催いただきました。パリでの様子はインスタグラムで発信されてますので、ぜひ見てみてくださいね◎

作業に入る前に、工藤さんから昔のこぎん刺しの羽織を見せていただき、皆でどんな仕事なのかを再確認。
その細かさに驚いたのと、文献によるとこのくらいだと片面8日程度で仕上げるそうで、そのスピードにも驚きました、、!

今回挑戦するのは、しおりとコースターの2種類。まずは目が大きめのコースターからやっていきます。
図案を見て、目の数を確認しながらチクチク。大きめといいながら、気づくと目の数を間違えていたり、、!「手元が明るく見えないとこれはなかなか難しいですね~」なんて話しながら、でも昔はもっと暗い環境の中でやっていたんだろうな、細かいところは見ずにほとんど手の感覚でやっていたのかな、、とかつての暮らしへ想像を膨らませました。


目の数を一緒に確認してくれる工藤さん。
コースターの練習が終わったら、続いてはしおりに挑戦。こちらは目がコースターのものより細かく、太さが不均一なため少し難しくなります。
コツをつかんで黙々と進めていく方、目を慎重に確認しながら、ゆっくり進める方。それぞれのペースで進めていきました。

完成するとこんな素敵に!白一色のシンプルな糸で、刺し子が引き立つ仕上がり。

写真右側のコースターは、グラデーションの糸を使って刺したものだそう。糸を変えるだけでも印象がぐっと変わりますね。

今回時間内に完成した方も、そうでない方もいらっしゃいましたが、お話ししながらの楽しい会でした。参加いただいたみなさま、ありがとうございました!







