【てならい後記】自分の手で一着仕立てる。裁ちも縫いも、まっすぐだけのシャツづくりワークショップ。
こんにちは。スタッフのりほです。
全5回にわたって、「越前シャツ」をつくるワークショップを開催しました。
ワークショップ内で細かく教えてもらい、
宿題にしっかりとじっくりと家でも取り組んで、
手縫いでの服作りを満喫できるワークショップです!
教えてくださったのは、石徹白洋品店の認定講師・松本先生です。

真ん中のとびきり笑顔なのが、松本先生!
まずは、「越前シャツ」や「石徹白洋品店」についてのお話から。
「石徹白(いとしろ)」は、岐阜県の山奥に位置する、縄文時代から続く小さな集落です。
そこで地域に伝わる野良着をもとに、現代のライフスタイルに合う服へとリデザインし、自然素材を生かしたものづくりをしているのが、石徹白洋品店さんなのです。

石徹白洋品店、現地の皆さん。
今回つくる越前シャツも、そんな土地に伝わる服の知恵がもとになっています。
パーツは基本的に四角形で、直線を生かしたつくり。採寸や裁断もシンプルなので、自分の手で服を仕立てていくのにぴったりなんです。
そんなお話を聞いたら、さっそく自分の一着をつくっていきます!

完成形はこんな感じです!
<1回目>
まずは、自分の「好みの形」や「着心地」に合わせて、各パーツのサイズを決めていきます。
裾を長くとると、ワンピースにもなります。
同じ越前シャツでも、自分の好みに合わせて仕立てられるのが、今回の楽しみのひとつです。
サイズが決まったら、生地の裁断へ。
いよいよハサミを入れていきます。
「緊張する!」
皆さん慎重に、でも思い切りよくカットしていきます。
一枚の生地が、少しずつシャツのパーツへ。
ここから5回かけて、一着の服になっていきます。
最後は、軽いレクチャーとともに、先生から次回までの宿題をお伝え。
初回の宿題は、前身頃と後身頃を縫い合わせることと、脇の三角形のパーツを縫い合わせることでした。
テキストを見て自宅でも少しずつ針を進めてもらいます。

<2回目>
2回目は、まず鏡を見ながら襟ぐりの長さを決めていきます。
襟口と前身頃をカットすると……少しずつ「服」らしい姿に。
続いては、袖を縫っていきます。
袖には「袖マチ」という三角形の布を使います。
このパーツを縫い合わせることで、肩から袖口にかけてすぼまる、立体的なシルエットが生まれるんです。
平らな布だったものが、だんだん身体に沿う「服」へと変わっていくのが面白いところ。
2回目の宿題は、袖のカフスをぐるっと一周縫うことです。

<3回目>
3回目は、宿題で縫ってきた袖のカフスの縫い代の始末をするところからスタート。
そして、カフスにボタンホールをつくります。
先生の説明を聞きながら、ひとつひとつ手を動かします。
「このボタンホールのつくり方、他の服にも応用できそう!」
と、これからの服づくりに活きるワザの発見も。
続いて、いよいよ袖と身頃を縫い合わせます。
裾にスリットを入れたい方は、スリット分を残して脇を縫い上げ、その後、肩線を決めて袖と身頃を一周ぐるっと縫い合わせていきます。
ここまでくると、かなりシャツらしい姿に。
4回目までの宿題は、前開きのボタン部分を縫うことです。
ボタンホールになる部分を残して、まっすぐ縫います。
全5回の折り返し時点。完成まで、もう少しです!

<4回目>
4回目は、「衿」を仕立てていきます。
まずは衿を縫い、それから身頃へ取り付けます。
作業が終わらなかった方は、宿題となりました。
<5回目>
ついに最終回!
ボタンをかける部分の「閂止め」とボタン付けを行います。
閂止めは、生地を補強するための大切な仕上げ。
今回は「ぐりかん」という方法で施します。
先生のデモでは、「そうやってやるんだ!」と、皆さん真剣な表情で先生の手元を見つめてました。
そして、最後はボタン付け。
一番上の首元に近いボタンと、その下のボタンでは、縫い付ける向きを変えます。
首元のボタンは開け閉めのときに横向きの力がかかりやすいため、横向きに。
その下は縦向きに。
工夫が光ります。

そして…ついに完成!
最初に生地を広げたときから、全5回。
時間をかけて仕立てたからこそ、自分の手でつくった一着には、特別な愛着が生まれます。
時間内に完成できなかった方も、残りはおうちでゆっくり続きを。
最後はみんなで完成した越前シャツを着て、記念撮影をしました。

これからこのシャツを着るたびに、ひと針ずつ手を動かした時間を思い出しそうですね^^
参加してくださった皆さん、そして丁寧に教えてくださった松本先生、ありがとうございました!
石徹白洋品店さんとのワークショップは、今後も定期的に開催予定です。
次回もぜひお楽しみに!







