こんにちは。スタッフのまるです。

強い日差しが降り注ぐ8月。とあるキッズイベントに大人なのに参加してきました。材木店の工場を開放して、子どもたちが夢中でものづくりに没頭する時間。

主催しているのは、地元の材木店の3代目。今まで先代が蒔いてきた種に気づき、何十年何百年のスパンで事業や地域を考えている。

最近、”気づいた”アトツギの方々に会うことが多く、源流を振り返り、前に進む姿勢に自分もぴんと背筋が伸びました。

みなさんの源流に触れる3ヶ月間、いかがでしたか?

さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、私たちは季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。

2025年 9月のテーマは「源流に触れる」です。

  「源流に触れる」を考えるために、
    てならいに参加してみる。
    てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
    自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか?

 「源流に触れる」を考える、9月の話題。

1)”源流”を辿ること。

2)実際に生活の中で”源流に触れる”について考えてみる

 ・染料づくりから学ぶ2日間の柿講習。柿渋染めワークショップ。2025

 ・繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。9月

 ・インドネシアからつくり手がやってくる!アビーさんの、超貴重なコーヒーのおはなし会。

3)てならい365日のススメ

1)”源流”を辿ること。

今月も新しいテーマがはじまりました。新しいテーマの月は、言葉からどんなことを連想するか、そんなことを中心に考えてます。“源流に触れる”・・・。どんなイメージが湧くでしょうか?

私は、源流というと、川の流れ、山奥の森から湧き出てくる清流・・・などがパッと浮かびました。みなさんはどんな情景が思い浮かぶでしょうか?ひとまず考えてみてくださいね。絵で描いてみてもいいかもしれません。

源流。川に限らず、由来とかルーツといった、祖先、流儀、わざ、知恵、歴史とかそういったことも連想できそうです。

辞書的には、「始まり、起源など 物事が生じる最初のこと、源泉、水源」などの意味がありました。ふむふむ。

あなたが今までに触れたことのある「源流」って何だと思いますか?

源”流”ということで、「とどまることなくどんどん枝分かれしていく」「もとのものから派生し解釈も広がり、いろんな要素が加わったりもする」「あらゆるものが水脈のように張り巡らされている」ような感じもします。

ここでふと思ったのが、源流は、実際、どこまで辿っていけるのかということ。どこか明確なはじまりがあるとは思うけど、枝分かれした先のものから源のところまで辿ろうとしたときに、どこまでその「源流」に近づいていけるのでしょうか。

自分が源流だと思ったものは実は違ってたり、本当の源まで辿り着けるかは案外わからないこともあるかもなと思いました。また、目に見えなかったり、なかなか実感できなかったり。

正しい答え、テストの答案用紙のようにまるバツでわかるものでもなく、正解はないのかもしれない。でも、辿っていった時に、自分自身の解釈、納得感のようなものが得られたら、何か意味があるのかも。そんなことを思いました。

源流を辿ることは、旅に近い気がします。辿った先になにも見つけられなくても、それでも、その時間はきっと豊かなものでもあると。それだけ向き合ってきたということに、きっと何か意味を見出すことができるでしょう。

2)実際に生活の中で“源流に触れる”について考えてみる 

・染料づくりから学ぶ2日間の柿講習。柿渋染めワークショップ。2025

今回柿渋で染めるのは、厚手のサコッシュです。なにかと使い勝手の良いかわいいサコッシュで、色味の変化を楽しんでください。

今年も暑い日が続きますね。9月あたりからは少しづつ涼しくなるといいなと、そんな思いも込めて、秋の気分を感じられる柿渋染めのワークショップを今年も開催します。

“染める”をより深く、身近に感じられる2日間の柿講習。9月は、柿渋染めの技法や魅力について学び、収穫した柿から染料をつくります。そして、10月は自分でつくった染料を使って、実際にサコッシュを染めて上げていきます。

2回通してしっかり学んでもらうのがおすすめですが、どちらか1回のみの参加ももちろんOKです。

■染料づくりから学ぶ2日間の柿講習。柿渋染めワークショップ。2025

・繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。9月

大切に使ってきた思い出のつまった洋服。できれば捨てたくないですよね。大切なものを繕う技術があれば、それを捨てずに済みますよね。

捨てずに長く使い続ける技術を身に付けたい人のために、「初めてのダーニング教室」を開催しますよ。ダーニングは、穴の空いた服や擦り切れた生地を、針と糸だけで補修する、欧州の伝統的な暮らしの技術です。職人技術ではなく、あくまで家庭的な技術ですね。

先生に実際に細かい点を見てもらえたり、参加者の方と感想を伝えあったり、ダーニングを楽しんでくださいね。

■繕って思い出を重ね続ける。初めてのダーニング教室。9月

・インドネシアからつくり手がやってくる!アビーさんの、超貴重なコーヒーのおはなし会。

てならい堂に、インドネシアからコーヒーのつくり手、「ADENA COFFEE (アデナコーヒー)」のアビーさんがやってくる!

なんとてならい堂のために、コーヒーのこと、現地でのコーヒー作りについてなど、つくり手さんご本人がたくさん語りつくしてくれる超レアなおはなし会、開催です!!

彼と一緒にコーヒーを作っている、COFFEE ROOTSの倉持さんがご一緒しますよ◎

美味しいコーヒーを味比べさせてもらいながら、それを作っている張本人に、どう作ってるのか、何を考えてるかなど、根掘り葉掘り聞いてしまいましょう。

■インドネシアからつくり手がやってくる!アビーさんの、超貴重なコーヒーのおはなし会。

3)てならい365日のススメ

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いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、”源流に触れる”について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「源流に触れる」といったように、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。

やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。

騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら

ノート

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。 

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 「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。

また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しいです!(詳しくはこちら。)

ということで、今月は「源流に触れる」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。

今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!

それは最初はほんの小さな流れ
まっさらで清らかで
周りに生命をめぐらせながら
いつか想像もつかない広がりに
あなたの源流を知っていますか?