伝統工芸を、飾って眺めるだけではなく、自分でつくってみませんか?

新しい一年のはじまりを、毎年そっと見守ってくれる「干支人形」。

280年以上受け継がれてきた「木目込み」の技法を、『真多呂』さんから直接教わり、来年の干支「未(ひつじ)」をつくりましょう!

これが…

こうなります!(完成品:高さ7cm 長さ8cm)

 

伝統工芸の人形を、自分の手でつくってみる。

お正月に飾るものといえば、門松やしめ飾り、鏡餅。そして、その年の干支をかたどった「干支人形」もそのひとつ。

今回つくるのは、2027年の干支「未(ひつじ)」の人形です。
ころんとした愛らしい姿の未を、布を使って少しずつ仕立てていきます。

ここで体験するのは、「木目込み(きめこみ)」という日本の伝統技法。

木目込みとは、桐糊を固めた素材に溝を掘り、その溝に糊を付け、布地をヘラで入れ込んで着せ付けていく技法です。
およそ280年前、京都・上賀茂神社に仕えていた職人がつくった人形がその始まりとされています。

今回のワークショップで行う作業は主に4つ。(他の方法を試してみることもあります)

①型紙に合わせて布を切る
②土台の溝に糊を付け、切った布を被せて、溝の部分に布を軽く入れ込む
③はみ出た布を切り取る
④布の端を溝にしっかり入れ込む

繊細な作業ではありますが、頭が混乱するような複雑さはないので、
「伝統工芸って、なんだか難しそう」という方にもぜひ体験してほしいです!

↓参考までに、マリづくりの木目込み作業はこんな感じです

溝に糊を付ける

はみ出た布を切る

布の端を溝に入れ込む

 

 280年の技を、今につなぐ『真多呂』。

今回教えてくれるのは、東京の人形づくりを代表する『真多呂』さん。

大正8年の創業以来、木目込みの伝統技法を受け継ぎながら、雛人形や五月人形、浮世人形などをつくり続けています。
京都・上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一の認定を受けているのだそう…すごいですよね!

人気キャラクターとコラボした人形など、現代にもマッチする楽しい作品が多い『真多呂』さんですが、
『真多呂』さんの人形づくりの原点は、「お子様の幸せ」を願った雛人形や五月人形。

だからこそ、人形の表情には、家族の愛情が感じられるような「優しさ」や「可愛らしさ」が滲み出ています。

今回来てくれる講師の柴田さんは、
それぞれの人形に込められた思いや、その布の柄の意味など、
人形のつくり方だけでなく、その裏にある背景にも詳しい方です。

柴田さんとの会話を楽しみながら、皆さんも新年への思いを込めた「未」をつくってみてくださいね!

 

こんなの自分でつくれるの?をつくってみる!

干支人形は、完成したものを買って飾ることもできます。
人形を自分でつくるなんて考えもしなかった人がほどんどだと思います。
だからこそ一度挑戦してみませんか?

布を木地の溝に入れるときの感覚。
ひとつの形を仕上げるまでに必要な手数。
そして、職人が長い時間をかけて身につけてきた技術。

自分の手を動かしてみることで、普段は見えない「つくり手」の世界をちょっと覗くことができます。

ただ完成品を手に入れるのではなく、そんなワクワク体験を通してつくった一品は、モノを超えた、とっても愛おしい存在になるはずです。

来年のお正月に見る時はもちろん、12年後、この人形を箱から出す時にも思い出すような、良い体験になると思いますよ!
そういえばあの時、あんな思いを込めて、自分でつくったな〜って^ ^

今回つくるのは「未」ですが、木目込みのやり方に慣れてしまえば、他の色々な作品もどんどんつくれるようになります。
来年の趣味が1つ増えるかもですね!

新年の願いを込めて、干支人形「未」を一緒につくりましょう!