こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。

最近は夏のような暑い日もあれば、冬に逆戻りしたような日も。すごしやすい春の陽気はどこへやらですね。そんな中、てならい堂では、しっかり金継ぎ教室の2回目を行いました!

 

前回は欠けの下準備を行いました。今回は割れの接着と欠けを埋める工程を行います。

まずは割れの接着から。上新粉をつかった糊と生漆を混ぜて、天然の接着剤の「糊漆」をつくっていきます。

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糊漆は薄すぎず、厚すぎない程度に塗ります。

下の写真の左側は薄すぎ、右側は厚塗り、真ん中がちょうど良い厚さです。

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破片の両面に糊漆を塗ったら、くっつけていきます。

一度付けたら決して離してはいけません!じりじりと動かして、ズレをなくしていきましょう。

破片の数が多ければ多いほど難しいですね。。重力で破片が落ちてしまわないように優しく手で支えながら調整します。

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こちらは急須の注ぎ口。小さい破片なので力をかけすぎると落ちてしまいますし、ズレているかの確認も難しそうでした。先生の手をお借りして、慎重にくっつけていただきました。

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続いては欠けを埋める作業です。

先ほどつくった糊漆にコクソ綿と地の粉を混ぜて、「刻苧(こくそ)」というパテをつくっていきます。硬さの目安はツナマヨくらい!

こちらは何回かに分けて埋めていきますので、今回は半分くらい埋めたら大丈夫です◎

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2回目は工程が多く、漆もたくさん使ったのでドキドキでしたね。

次回からもどうぞよろしくお願いいたします!