【てならい後記】初めての「こぎん刺し」神楽坂で津軽の伝統に触れるワークショップ11月
こんにちは。てならい堂のてんです。
冬を感じる寒さがやってきましたね。こんな寒い時期は、手仕事がさらに捗りますよね。
今年1月にも開催した「こぎん刺し」ワークショップ。
今回はさらにパワーアップ!!午前が基本のしおりの部。午後は新しく図案を考えてバックに刺す回です。
とても素敵な笑顔で「こんにちわ〜」と気さくにお話しをして教えてくださるのは、三つ豆の工藤さん。
雑談から始まり、和気藹々とした雰囲気でスタートです。
まずは午前の「しおりの部」初心者さん向けの麻のしおりにこぎん刺しです。とはいえ、いきなり本番は緊張するので、練習用に、まずコースターに刺していくところから。
工藤さんが用意してくれたコースター用のコングレスという綿素材の布は刺しやすくて、初心者さんにはぴったりだそうです。
糸はこぎん刺し用の糸でよりが掛かってます。刺繍などは3本取りなどをしますが、こちらはよった糸を1本そのまま使用していきます。サクサクと刺していかれる参加者さん。初めてですか?と聞きたくなるほど、数目を数えつつスイスイ刺されてすごいです。最後に糸の留め方を教わりコースターを仕上げます。
コースターは目が見やすく刺しやすいのですが、本番はここから。織りのしおり!
コースターの練習が終わったら、しおりに刺していきます。しおりは織られた麻布のため目がコースターのものより細かく、太さが不均一なため難易度が少し上がります。よ〜く見て数えつつ刺していきます。「う〜ん。もうちょっと綺麗に」「ここ間違えた」と皆さん刺しては戻り、刺しては戻りながらも進めていきました。
「見えない〜」なんて言いつつも、じっくり集中して形に沿って刺していきます。
糸を変えると雰囲気もパッと変わりますね。
刺してる見やすさも背景や糸で変わってきます。
みなさん、綺麗に完成しました。一色も素敵ですし色を変えても素敵ですね。
午後は初企画の『バックにこぎん刺し』の回
ミニバッグに模様を刺して、最後に両脇を縫って完成です。時間内ではバッグの仕上げまでは難しいので、こぎん刺しの模様に重点を置きます。
今回は「馬のくつわ」という柄のテキストがキット内にはあり、こちらをどう置いていくか。
縦柄?横柄?それとも斜めに入れる?なんて悩みながらデザインを決めていきます。
ご自身で入れたいデザインがあればそちらも入れてOK。どんなデザインのバッグにしたいか、まずはシンキングタイムです。
「キット内のデザインの何マス目からデザインを入れて、繋いでラインにしていこうかな。」
「こんな風にしたいんですけど、これどうでしょう?」と先生に確認したりしつつ、テキストに絵柄を描いていく方も。
自分1人では不安な絵柄も先生がいたら、相談しながらマス目を確認しながらできるので安心ですね。
デザインを決めたら、刺して行きます。時間ギリギリまでじっくり集中して刺し進める参加者のみなさん。1段、2段とどんどん糸を通していくと、図柄が少しづつ見えてきました。
途中の段階でもすごく素敵。完成したらどんなデザインなんだろうな〜とドキドキです。
みなさん、バックに刺すぞというほどにベテランの方が多く、裏面の綺麗さや糸処理の仕方も細かく確認学ばれてましたね。
聞いてた私も「なるほど〜」とお勉強になりました。お時間内には完成しませんでしたが、図柄が手元にあるので、あとはお家で完成させて行きましょう。ぜひぜひ、完成したらメールでお写真送ってください〜!と皆様にお願いして楽しく結びました。
そして、今回は当日販売でりんご染めの糸2種とバッグ作りセットキットを三つ豆さんに持ってきていただきました。
お家でもまたトライできるのは嬉しいですね。
三つ豆さんのりんご染めは「赤いりんご」という実の中も赤いりんごの摘果で食用に出回らないもので染めた糸。淡く優しいピンク色が可愛らしいです。
また次回こぎん刺しワークショップも楽しみにお待ちくださいね!
青森から来てくれた工藤さん。
そして今回のこぎん刺しワークショップを体験してくれた皆様、ありがとうございました!