【てならい後記】刀鍛冶技法を受け継ぐ職人から学ぶ、包丁作り。4月。
こんにちは。スタッフのりほです。
千葉県の成田にある
『正次郎鋏刃物工芸』さんに伺って、
で包丁づくりを行いました!
こちらの包丁は、
裁ち鋏のように切れ味が良い片刃の良さをそのままに、
両刃仕様に研いでいることから、
通常の包丁よりも薄くて切れ味抜群なんですよ。
教えてくれたのは、6代目の石塚さんとその奥様。
優しく、楽しく、丁寧に指導をしてくれるので、初心者でも大丈夫!

今回の大まかな工程はこちら。
①鉄を叩いて平たく延ばし、形や厚みを整える
②先端部分(刃先)を整える
③刃の部分を叩いて薄くする
④柄がはまる部分の形をつくる

完成品はこんな感じです。
早速スタートです!
①鉄を叩いて平たく延ばし、形や厚みを整える
「鉄は熱いうちに打て」
と言われますよね。
あの言葉通り、熱々の鉄を、冷める前の20秒間ぐらいで打っていきます!
冷めたらまた熱して、20秒打って、の繰り返し。
日常生活では使っていない筋肉を使うので、ちょっと疲れますが、「日頃の鬱憤を晴らすようにー!!」と石塚さん。
持ち手の方は幅を広く取るために、たくさん叩いていきます。
ちなみに、市場に出回る大量生産の包丁は、厚みがあるところを後から削って作ることが多いそうです。
一方で、正次郎さんの包丁は、叩いて延ばしながら厚みや形を整えていくため、密度が高く折れにくい包丁になるんだそう。

小学生のお兄さん。石塚さんに叩きのセンスを褒められてました^^
②先端部分(刃先)を整える
丸みを帯びた形状か、すっと尖った形状か。
お好みの形になるように、叩いていきます。

縦向きに上から叩いて、丸みを調節。

面に平行に叩いて、厚みを調節。
「もう少しここ薄い方がかっこいいかも!」
「お!理想の形になった!」
石塚さんに伝えたイメージが、
自分の手によって、目の前の包丁に現れていく様子に、皆さん感動!
個性が出てきて、
どんどん”my”包丁になっていきます。
参加者の方が思い描いている形に導いていく、石塚さんの技もすごい!

③刃の部分をを叩いて薄くする
包丁の切る部分が薄く(鋭利に)なるよう、上から下に傾斜をつけて、厚みを調整していきます。

④柄がはまる部分の形をつくる
竹・ケヤキ・共柄など、お好きな柄を選び、
その柄にはまるように、鉄の形を加工していきます。

お好きなもので!

柄にちゃんとはまるように、形をつくっていきます。
これで今日の作業は終了です!
今回皆さんが行ったのは、包丁づくりのメインパートである2割ほど。(一番華やかで楽しいところかもです!)
残りの8割がどんな作業になるのかは、動画でざっと見せてもらいます。

動画の職人技に感動!
ここから、歪みをとる・ソリをとる・研ぐ…など、地道で細かい作業が必要だそう。
今回は、この後石塚さんがその8割の作業を行い、
さらに、皆さんが入れたい文字を、包丁に入れてくれます。
約2ヶ月で皆さんのご自宅に郵送される予定です。
包丁を使うたびに、鉄を叩いたあの感覚が甦りそうな予感。
苦労も楽しさも(^^)
料理も一層楽しくなりそう♪
皆さんお疲れ様でした!
なお、5月末には包丁研ぎワークショップがあります。
気になる方はこちらをチェック!







