TOKIIRO（トキイロ）をTOKIIROたらしめているもの、それは【見立て】。

 【見立て】とは、対象物を他のものになぞらえて表現する手法。文学や芸道、建築、造園など、多くの素晴らしい日本芸術にはみな共通してこの見立てがあり、それこそが日本文化を育んできたのだと思います。

 TOKIIROが手がけるアレンジメントや空間デザインには、まさにそんな見立てを感じます。

幼少時代の記憶、未来へのメッセージ、大地、空、宇宙…。多肉植物を用いて、単なる植物の寄せ植え以上のものを創り上げるそれこそが、彼らのコンセプトである「空間（器）に生きるストーリー（アレンジ）」です。

植物と人間との付き合い方や自然がどうあるべきか、多肉から今もなお、たくさんのことを教えてもらっている、とTOKIIROさんは言います。そんな多肉植物が与えてくれる様々なものを受け取り、そこにTOKIIROの想いを重ねて創られる作品の数々は、多肉植物との共作と呼べるもの。

そんなTOKIIROさんにならいながら【見立て】を使って、あなた自身が「空間（器）に生きるストーリー（アレンジ）」を創ってみませんか？というのが、今回のワークショップです。

もちろん、私たちがすぐにTOKIIROのような作品（アレンジメント）を創れるはずもありませんが、彼らの創作の源、その一端を感じながら、あなた自身の【見立て】でアレンジメントを創り育ててみてください。そこには、多肉植物の初心者も中級者も上級者もない、あなただけのストーリーがあるはずです。

ワークショップを行うのは、TOKIIROのアトリエ。そこには、まさに彼らが体現したい世界があります。その空間と時間を贅沢に使わせてもらいながら約3時間、ときどきはあなた自身も光合成をしながら、どっぷりアレンジメントの創作に浸かっていただきましょう、というものです。

①まずは、あなたが描きたいものを想像してみます。
風景？思い出？言葉？音楽？想い人？ 過去や現在、未来に想いを馳せながらあなたが多肉植物で何を表現したいかイメージしてみます。

②次に、どんな多肉植物を使って表現したいかを考えます。
アトリエに用意された様々な多肉たちを観ながら、あなたのアレンジメントに加わって欲しい多肉を選びます。たった1種類で創るも良し、数種類を組み合わせて創るも良し。あなたの感性を存分に活かしてみてください。

③続いて、器を選びます。
TOKIIROにとって、彼らの審美眼で選んだ器は欠かせません。どの器があなたの世界を引き出してくれるのか、じっくり選んでみてください。

④そして、いよいよ寄せ植え。
寄せ植えの基本的な方法をTOKIIROさんからならうのはもちろんですが、選んだ多肉のいわゆる“顔”となる部分を見つけて引き出し、あなた自身が描きたいストーリーに【見立て】て空間を創っていきます。

⑤最後はもちろん、育てていくためのお話をTOKIIROさんから。
創るまでが完成ではなく、創ってからが始まりなのです。

先述で日本芸術に【見立て】は欠かせないと書きましたが、それは一部のアーティストや文化人のみによって形成されてきたものではないと思います。
日本の人々は質素な生活の中にあっても、“日々の暮らしを愉しむ”という視点で、道具や食べ物、遊び、唄、噺、景色など様々な物や事象の中に見立てを取り入れて、精神的な心の豊かさを育んできました。そんな市居の人々によって作られてきたのが日本文化であり、現代を生きる私たちひとりひとりにとってもそれは大切なことのような気がするのです。

あなたの五感と見立てる感性をフルに使って「空間に生きるストーリー」を描いてもらいたい、多肉のワークショップ。お待ちしています。

多肉植物のための世界、光が差し込むATELIER TOKIIRO。
あなた自身も光合成をしながら、創作に没頭してください。

描きたいストーリーは何ですか？
あなたの五感と感性をフルに使って作るアレンジです。

ハオルチア、エケベリア、セダム、セネシオ…。
種類豊かな多肉植物たち。それぞれが環境に適応して進化して
きた、可愛く美しい姿カタチです。

実は理系出身の近藤義展さん。光合成への熱い想いはハンパ
なく、タニクにだって光合成がとっても大切!!と力説して
くれます。そう、葉緑素を持った、光も水も必要とする
生き物なんです。

その他注意事項:
※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。