【てならい後記】色の収穫から、作品になるまでを一貫して行う染織工房で。手しごと体感ツアー&藍の生葉染め体験。
こんにちは。てならい堂スタッフのりほです。
今回は、東京・町田にある染織工房『La Mano』さんで、工房ツアーと染め体験を行いました!
講師を務めてくださったのは、施設長・高野さん。
まずはみんなで畑に入り、藍を刈り取るところからスタートです。

刈り取った藍は、葉と茎に分けていきます。

葉の部分はミキサーにかけて、染料に。

そして、その染料でシルクの靴下を染めていきます。

さっきまで畑に生えていた藍が、自分たちの靴下の色になっていく。
こうやって実際に順番をたどってみると、「草木をつかって染める」ってこういうことなんだな、と実感します。

そして、ここでちょっとした嬉しいおまけが。
藍の茎は、水につけておくと根が出てきて、土に植えればまた育てられるそう。
「じゃあ、持って帰りたい!」という方が続出。欲しい方は持ち帰りました。
さらに、La Manoさんのご厚意で、余った生葉も持ち帰ってOKと。
こちらも希望の方は持ち帰り、「家でも染めてみます!」と楽しみにされていました。

午後は、高野さんの案内で工房内を巡る「手しごと体感ツアー」です!
染め場や織り場など、普段なかなか入ることがない、「生の仕事場」を見学しました。

染め場

織り場
「染料を発酵させる理由は?」「職人さんはどうやって技術を習得するんですか?」
など、皆さんたくさんの質問をしてくださいました。
高野さんが一つひとつ丁寧に答えてくださるので、気づけば、予定よりちょっと時間が押してしまうほど!
でも、実際の工房を見ると、気になることがたくさん出てくるのも納得です。
皆さんの質問がきっかけで、色々なことが聞けて、充実した時間でした!
そして、糸紡ぎにも挑戦。
これが……なかなか難しい!
途中で切れてしまったり、太さがそろわなかったり。
「やっぱり難しいね!」「職人さんってすごい!」と、みなさん実感されていました。

今回、工房を案内していただいて、もう一つ印象に残ったことがあります。
La Manoさんは、一般就労が難しい方たちが働く場でもあります。
そのため、工房の中には、作業をする人が無理なく、そしてそれぞれの力を発揮しやすいような工夫が、あちこちにありました。
ものをつくるための道具や設備だけではなく、「どうしたらここで働きやすくなるか」という視点も大事にしている場所なのだと感じました。
このあたりのお話は、参加者の皆さんにも新鮮だったよう。
実際に働いている方たちのことや、職人さんの働き方について、高野さんに質問する場面もありました。
ものづくりの工房というと、ついつい「どんなものをつくっているんだろう?」ということばかりに目がいってしまうかもしれません。
でも、そこには、ものをつくる人がいて、その人たちが働くための環境があって。
私も普段、もの単体で見てしまいがちですが、その背景にはいつも、つくってくれる人がいるんですよね…!
そういうところまで感じさせてもらえたのは、今回の訪問ならではだったと思います。

畑で藍を摘んで、染料をつくって、靴下を染める。
工房をめぐって、糸を紡いでみる。
そして、そこで働く人たちのことも知る。
「染めを体験する」というところから、少しだけ広がって、ものができるまでのことや、ものづくりに関わる人たちのことまで見えた一日でした。
参加された皆さん!
持ち帰った藍の茎から、根っこは出てきたでしょうか?
生葉を持ち帰った皆さんは、どんなものを染めましたか?
今回のてならいは、工房を出たあとも、まだまだ続いているかもしれません^^
La Manoさんとのワークショップは、今後も定期的に開催予定です。
どうぞお楽しみに!







